カテゴリ:本のこと
年末に買った『夜は短し、歩けよ乙女』の文庫本で、遅ればせながら森見登美彦ファンタジーワールドに開眼しました。
宮崎駿さんの『もののけ姫』の世界にもつながるちょっと不気味でファンシーな世界。 この話の舞台となる古都、京都がその雰囲気に華を添えます。 子供の頃、佐藤さとるさんのコロボックルシリーズを愛読していましたが、現実とファンタジーが入り混じりつつ展開するストーリーは、日本ならではのファンタジー世界なのではないかなあと・・・。現実とファンタジーの境界線が分かりにくければ分かりにくいほど、物語としての面白みが増すというか・・・。現か夢かはっきりしない、ほんのり漂うこのシュール感がとにかくいいのです。「黒髪の乙女」がこのふたつの世界を同じ歩幅と温度で生き生きと渡り歩いてくれます。 『夜は短し、歩けよ乙女』読破後、他の作品も読みたい衝動に駆られて、今読んでいるのは『四畳半神話大系』です。『夜は短し・・・』の前作とも言うべき作品で、同じ登場人物もでてくるので、まだ読み始めたばかりですが、これもやめられません。森見作品すべて読破の勢いです。 最後に、祝!ご結婚。森見登美彦殿! ちなみに森見さんも、某氏と同じく1979年奈良県の生まれだそうです、これって偶然?・・・。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月13日 00時09分15秒
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