カテゴリ:本のこと
似合いそうな、ちょっと不思議な話が4つ載っている本です。
「きつねのはなし」(森見登美彦著 新潮文庫) 夏になると「○○の100冊」や「ナ○イチ」など、各社オススメの文庫本が書店に並びます。 「きつねのはなし」はたまたまそんな中の一冊ですが、文庫新刊本です。 森見作品は大好きなので、文庫本になるのを待って即買いです。 この本も、森見ワールド全開。 おばけや怪談などの怖い話は苦手なジャンルなのですが、森見さんが描く不思議な話は、不気味さ加減とおかしさ加減がうまい具合にブレンドされているので、怖い思いをせずに不気味な世界を味わえて楽しいです。 きつねや龍、化け物、水神など日本の民話に出てくるものがテーマになっていながら、話の舞台が現代なのが独特な不思議気分を味わえるゆえんでしょうか・・・。 その空気感は、湿気の多い夏の日のよりにぴったりな気がします。 森見さんのブログもかなり楽しいです。そのブログによると「きつねのはなし」は三男になるようです。 →☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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