カテゴリ:本の話題
連休中は息子たちや娘たちが来て賑やかであった。
賓客ではない。家族ではあるけれども迎えるとなれば、窓ガラスなども拭いて、いつもより丁寧に掃除をし、気働きもする。ちょっとしたイベントが終わった感じ。 そんな風なことでもないと、もうゴールデンウイークなんて意識しないだろう。 ちょうど、庭の菜園も夏野菜の植え時でやっと終わってほっとしている。 「あれから三ヶ月」 って、夫が転んで大騒ぎして、その他入院手術などいろいろあって過ごした三ヶ月間の記憶が薄れていく。読んだ本の記録しておかないと記憶にならないのが、たまらないわね。 「読書メモ」ウエブ・ログできなかった「一口メモ」は以下。。 3月 吉村昭『海の祭礼』・・・江戸時代の終わりごろ、アメリカの捕鯨船の船員がひそかに日本上陸。鎖国政策ゆえの大騒ぎ。そんなこと言ったって日本は四方八方海に囲まれているのだからなあ。相変わらずの読み応え。 浅田次郎『赤猫異聞』・・・江戸の街が大火に見舞われるとて、牢獄解き放ち、決まった刻限にもどってくるか、罪びとたちの事情とこころの動き。スリルあり。 パトリシア・コーンウェル『スズメバチの巣』・・・検死官ケイ・スカーペッタシリーズではない、一つの街を俯瞰するようなストーリーがとても面白かった。 4月 モンゴメリ『パットの夢』・・・モンゴメリ晩年の作品。夫のうつ病介護などでつらい時にこそ、なお空想を羽ばたかせた作品。 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖(7)』・・・ビブリア最終回。 森村誠一『刺客請負人』・・・へえーこんな作品をお書きになったんだ。 司馬遼太郎『三浦半島記』・・・この半島の近隣に暮らしていてもこんな歴史的な由緒あるところとは知らなかった。もちろん鎌倉はわかっていたのだけども。司馬遼太郎さんはやはりすごい。この本をお書きになった場所の高台にあった「磯子プリンスホテル」はもうない。マンション群になってしまった。 カミュ『最初の人間』・・・未完の遺作だけれども感銘深い。フランスとアルジェリア地中海をはさんだ地勢的歴史的興味が湧く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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