カテゴリ:本の話題
「ああ、もう14年周期が終わるのだなあ」と数え、ブログの意義を思うのが毎年のことである。
意義などという堅苦しいものではなくて、「何のためにこうしているのかなあ」という動機の問い直しのような思いだ。 このブログを始めた動機はほんとにほんとに軽いものであった。 知り合いがその頃は珍しいブログなるものを始め、読書感想をメールでやり取りしていた相手なので、読書ホームページを画策(おおげさ!)していたわたしは「あら、こんな方法もあるのね」と飛びついたのであった。 あの始めた頃のブログ環境は、やっていらっしゃる皆さんが皆、この新しいブログというツール(手段)に情熱を傾けて内容が新鮮だったし、コメント欄も盛況だった。 なんでもそうなのだけどいまや始まりの頃の勢いはないように思う。でもブログランキングやブログ村などを見ると結構たくさんあるので、決してブログ自体が衰退というわけでもないらしい。 いやいや人のことではない、自分を振り返るのだ。新鮮味を失っている自分を知ろう(笑) 本を読むのは相変わらず好きだし、よく読んでもいると思う。 今、友人が貸してくれた山本周五郎の短編集『花も刀も』や『おごそかな渇き』(新潮文庫)を読んでいるが、周五郎は大好きでわたしのフリーページ「山本周五郎の世界」にあるように全作品を読みつくしているのである。むしろ読み過ぎて食傷気味なのであった。 が、なんということでしょう~すっかりストーリーを忘れてしまっているのである。ほんと、まったく新しい作品を読んでいるのと同じなのである。カタルシス部分がわからないから、感動して涙する新鮮さなのである。 こういうわたしが、わたしのフリーページ「山本周五郎の世界」にはどんなことを書いてあるのか、読んでみた。あら、あら、あら、なんという情熱(笑) 一度アップした記事を、しばらく後で読み直すことはほとんどなかった。なぜかと言えば「はじ」である。「てれ」である。まあ、そんな自信のないことでよくブログをするよね。 ひとつ、わたしが自分に課していることがある。 同じ内容のブログは二度とアップしないようにしょうと思っているのだ。が、こう読書の内容を忘れるようでは信用が置けない。それに第一なんだか意味がないことにこだわっているようで、自分で自分をがんじがらめにしていたかもしれない。 それだけの理由ではないだろうが、もっと自由に考えたら新鮮になるのかもしれない。 ま、性格は変わらないというから、相変わらずきちんとを求める傾向が強く出るのは仕方がないかもしれない。 しかし、読んだ好きな本の内容を忘れるのだったら、いくら矛盾が嫌いなわたしでも書いたことの整合性も怪しいものだね。 と、ボケた頭に言い聞かせたのであった(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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