テーマ:本のある暮らし(3222)
カテゴリ:読書2024
『黒い福音』松本清張
再読。ノンフィクション・ミステリー。 戦後という日本が国際的に弱い立場の時代、キリスト教宗教集団の名に隠れて、救援物資の横流し、麻薬の密輸の犯罪が行われ、あげくに殺人事件も隠されようとする。 翻弄され殺されたのは、そのころ憧れの職業スチュワーデスの女性。殺したのは若い神父。 こういう昭和時代の黒い部分満載を、描かせたら一品の清張節をふたたび満喫。 『だいたい夫が先に死ぬ』高橋源一郎 本を永く読んでいると「ああ、この本の感覚は、あの本を思い出す」ということが多い。 このエッセイは本だけに限らず、マンガ、映画、ドラマなどのジャンルに踏み込んでいて、なかなかにユーモアセンスのよろしい。というか、私がマンガ、映画、ドラマをまり観ていないなあ。 最後のChatGTPの章はちょっと泣けましたね、こういう感想やブログを頑張らないと、わたしが私であることを忘れそう。間違っても「代わりに書いて」とは言いたくありませんよ。 と打っているとパソコンの画面にChatGTPが飛び出してくるので、興味持ってしまい、試してみる。 しかし、「う~ん、わたしは私の文章のほうがあっているなあ(笑)」 『緋の河』桜木紫乃 評伝のように堅苦しくもなく、思いっきりやさしく描かれている。 『サラバ』西加奈子 『古本食堂』原田ひ香 ***** 思い出せば、この頃はもう夫が歩けなくなると、かなり暗い気持ちになっていた。 読書で別世界に飛ぶのもままならないかと…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おひさしぶりです
ご無沙汰しております ご主人のリハビリ お世話が大変でしょうが ばあちゃるさんには 子供さんが複数いらっしゃるようで 私からすればうらやましい 私の場合 一人娘が海外在住 もうあきらめていますが ーーーー 黒い福音 私も読みました 当時の実話に基づいているだけに 松本清張作品には珍しい 犯人がだれであるか? あらかじめわかっている という推理小説(笑) 当時の世相を色濃く反映していますね 社会的正義漢感か書かれた作品でしょうね ーーーーー 私自身の資質の限界もあるのですが ・ 新しい作品 ・ 知らない作家 などについては 読みたい意欲がわきません これも老化なんでしょう でも 知的な興味を刺戟するものに対しては まだ、好奇心がやみません ーーーー ばあちゃるさんは あいかわらず 文学を吸収玩味する感性が衰えておらず 私にとっては 異次元の方 尊敬申し上げております ーーーー ばあちゃるさんご自身に対しても ご自愛ください (2024年05月28日 14時05分02秒) |
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