おててのはがき
毎日が連休のようなわたしたちにとってはなんの感興もないがきょうはその連休の最終日「敬老の日」ひと昔前と違って取ってつけたように大騒ぎしないのがいい朝の新聞(日経)には「団塊の世代が到達」という総務省推計記事のみであった日本の総人口1億2753万人に対して3074万人になった65歳以上の割合は24.1%だそうだもう長生きは珍しくないしお祝い気分ではない増え続ける老人人口にたいする諸問題の解決策を考えるのが先決だ老人自身がじっと胸に手を当て「どうすべきか?」考える日でもあろうまた、政府機関が建設的な施策を提示する日でもあろうが2,3日前のアンケート記事には「敬老の日」だからといって「気遣い不要」「特に何もしなくてよい」との回答が多かったとあったもし子や孫に望むことがあればそれは「恋や孫が元気で無事に居てくれること」であるというわたしもそう思うそうか、やっとそこまできたかと感慨深い期待される「孝行」の強迫観念はもうたくさん何かしてくれるんじゃないか、面倒を見てくれるのは当然とわたしたちの前の世代はそれにどっぷりとつかっていたそういう時代ではもうない心のつながりは大切だがそれは強要されるものではないまして祝日にして音頭をとるものではない 3歳の女孫から届いたはがき幼稚園に通いだして、幼稚園のなにげない行事ではあるけれども心臓病のハンディキャップある孫、よくここまでおおきくなったと涙が出たこういうものはうれしい