『動物農場』ジョージ・オーウェル
9月5日の日記 民主党の議員が大量当選してしまい、なんだか戸惑っている時にこの本を読み終わりました。 ですから、このソビエト神話とスターリン体制を暴いた「おとぎばなし」の内容とは、(現在の日本の政権移譲、転換は)関係ないのに、なのに妙に気にかかるのです。 一党独裁の弊害は主義主張にかかわらず起こってくるのはいやと言うほど知っているはずなのに、ひとのいい、いえ「健忘症」になってはいけないのです。 「おとぎばなし」のほうはその皮肉がおもしろくても、(革命の目的、始めの言葉を)忘れたためにごまかされて(しまい)、いつまでもいつまでも辛い目にあっているなんて「動物農場」だけでたくさんです。 「首相指名を受けてから組閣」などとおっしゃっていらした鳩山さんから、ぽろぽろ(人事の)お名前が出始めてはらはらしているひとのいいわたし。(ブレが気になるのですよ) 政策もその文言をうのみにはできない、しないこと、というのも『動物農場』にはあったっけ...(だから民主党のマニフェストも変えないでほしい。出来ない事は説明してほしい)。 オーウェルというひと、この本を1943年から1944年にかけて書いたんですから驚きです。ユートピアはこんなんじゃない!ということででしたけれども。 以上を5日に書きました。カッコ内は今、補足しましたが。 案の定、昨日「民社国連立」の合意に際して政策が少し(?)ブレました。わたしはその内容に反対と言うわけではなく、その少しずつ変えてしまうことがすごく気になるのです。 『動物農場』は、それで為政者のブタさんともろもろのどうぶつたちが乖離してしまったのですから。 まあ、こんどは国民も見張っているとは思いますが。と、とりとめもないことを考えさせられた、わたしにはおもしろい本でしたよ。動物農場 やっぱり舌足らずかな~。わたしの能力限界です(汗)