『田舎暮らしができる人 できない人』玉村豊男
わたしの今住んでいるところはたぶん正確には田舎ではない。むかし流行った(今も人気はある?)保養地、別荘地のはずれに位置するというところ。 だから「田舎に住む」と言う感覚はおかしいと思う。けれども庭を畑(菜園)にしているし、都会は行くところになったのだから、田舎暮らしになったと思っている。 この著者玉村氏はほんとの田舎暮らし、長野県は東御(とうみ)市、標高850メートルの里山に1991年から住みついているという。 あら、状況は違うじゃないのと思ったけれど、新聞のコラムでもお見かけするし、何かの参考にはなるべえと読んだ。 田舎に住んでいるという優越感 (わたしは魅力は半々だと思う) 手触りのある暮らしを求めて (生産地は畑だもの) 自然の魅力がわかる年齢 (そう、それは先祖がえりした気分) スローライフは忙しい (ほんとに畑はやる事が多い) インターネットと宅配便 (そんな時代にめぐりあえて感謝) ひとりあそびができますか? (もちろん読書はひとりで) 経験がなくても農業はできる (わたしさえ出来たのだから) ジムの代わりに畑へ行く (わたし夜はぐっすり) こんな内容でうなずく事大いにありだったのだが、わたしのテーマ「終の棲家となるか?」「病気の時は?」の具体的な指南は読み取れなかったのが物足りない。まあ、自分で見つけていくしかないことなのだけれども。