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テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:海外のミステリー
最近、急にあったかくなってきましたね。
ブログの更新も久しぶりになってしまい、「いかんなー」とは思ってるんですが、この時期は眠たくて眠たくて。 年度末はどうしても仕事も増えるし、ただでさえ眠たいのに寝不足続きになってしまいます。 おっと。いきなり愚痴っぽくなってしまいました。 すみません。本題に入りましょう。 今年は外国の作品を多く読もうと一応目標を立ててまして。 そうはいっても外人の作家をあまりしらないので、有名どころでスティーブン・キングにいってみました。 小野不由美さんの「屍鬼」はこの作品のオマージュというのを「屍鬼」のあとがきで読んでずっと気になっていたものです。 で読んだんですが。 もう設定自体はほとんどそのままですね。 山間の小さな村。村を見下ろすように建つ謎めいた館。そして次々に発生する死。 ただこちらが文庫本2冊に対して「屍鬼」は5冊。 物語の厚みというか、深さは断然「屍鬼」の方がありますね。 「呪われた町」はその分スピード感はあって、それはそれでいいんですが、「屍鬼」の後に読むと「え、もうそんなところまでいっちゃうの?」という印象はありました。 映画っぽい感じですかね。 あと「屍鬼」は尾崎と静信とでそれぞれ考え方が違って、そういうものに対してどう考えるべきか、などと読んでるこっちも悩んでしまいましたが、「呪われた町」の方はもっと単純で、悪は悪、という捉え方をしていて、その辺は明快といえば明快でした。 で、結局がどっちがよかったかと言えば、僕はやっぱり「屍鬼」のほうが好きですね~。 「呪われた町」ももちろん面白かったんですが、単純に舞台が日本の方が馴染みやすいというか。 翻訳物の文章ってやっぱり苦手だし。 あ、物語とは関係ないですね。 できることなら、「呪われた町」→「屍鬼」の順番で読みたかったな~。 そのほうが素直な読み方ですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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