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テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:日本の小説
何年か前に「ニホンオオカミか?」というような新聞記事が出たのを覚えているでしょうか?
歩いている横からの姿の写真が大きく出ていた記事です。 僕は前からニホンオオカミに興味があったのでよく覚えてました。 ニホンオオカミに、というよりはオオカミ全般が好きなんですよね。 かっこいいし。 だから日本にもオオカミが生き残っててくれないかな、と常日頃から思ってたんですよね。 そうしたらバーンと新聞に写真が出て「おお!」と思ったんですが、その後の続報をトンと聞かず。 どうしたのかな、と思ってたらなんと本が出てました。 もう何年か前に出てたんですね。 知らなかった~。 表紙にあの写真が載ってて。 久しぶりにハードカバーの本を定価で買いました。 写真を撮影した人は、たまたま撮ったのではなく、ずっとニホンオオカミを探していた人だったんですね。 作者の西田さんのそれまでの活動やあの写真の動物がニホンオオカミなのかといった検証などなど。 盛りだくさんの内容でした。 ニホンオオカミなのかどうか、という問題は非常に難しくて、今の学会の考えだと結局のところ頭骨がなければ駄目なようです。 そんなのムチャですよね。 しかも日本に大陸のオオカミを放そうという活動もあって、その人達は認めたがらないんですよね。 ニホンオオカミが生き残ってたら自分達の活動がポシャッちゃうから。 でもね~。 まあ写真の動物がニホンオオカミではなかったにしろ、それらしい動物が野生で生きているわけだから、何も急いで外来種を入れる事もないですよね。 まずは、徹底的な調査が最優先な気がしますが。 それにもしも生き残っているとしても、絶滅寸前であることには変わりがないわけですし。 できれば保護区みたいのを先につくってほしいですよね。 同じように絶滅したと考えられていて、だけど目撃情報があって、もしかしたら生き残ってるのではと言われている動物に「フクロオオカミ」というのがいます。 タスマニア島の動物ですが、この動物は確か保護区があったと思いました。 生存が確認されていないけど、万が一生き残っていた場合のことを考えてなんでしょう。 ニホンオオカミも同じように保護して欲しいですね。 なんにせよ、この本を読んで俄然、僕の中でのオオカミ熱が上がってきました。 しばらくはミステリーをお休みしてオオカミ関係の本を読み漁りたい感じです。 日本に外来のオオカミを導入しようとしている人の本も読んでみたいですね。 やっぱり向こうの考えもちゃんと知らないと駄目ですもんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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