イン・ザ・プール(奥田英朗)とか
このところ大分新幹線通勤にもなれました。東京というところにも少し慣れたような気がします。国会で蓮舫見ました。うん、テレビで見るのと同じだ。あの服どこで買ってんのかな。最近読んだ本をいくつか。「イン・ザ・プール」奥田英朗さんですね。初の作家さんです。面白かったです。軽く読めて、軽く笑えて。でも何か、登場人物たちの性格が結構、自分と通じるところがあって、ちょっとドキっとしました。ああ、こういうところ自分にもあるな、と思いながら読みました。「空中ブランコ」引き続き奥田さんの同じシリーズです。うん、変わらず同じキャラで面白いですね。この伊良部という医者はどこまで本気なのかと考えちゃいますね。ちゃんと計算しているような、という感じでは描かれていますが…。どうなんでしょう。最近、ドラマやってますよね。これ。医者の外見のイメージはまったく違いますが、どうなんでしょう。機会があったら観てみたいです。「球形の荒野」久しぶりの松本清張作品です。ちょっと前に田村正和さんでドラマやってましたね。観たら結構面白かったので読んでみました。うん、やっぱりドラマよりいいなあ。松本清張さんの作品を読んでいると、やっぱり時代を感じます。独身男性は家に電話すらなかったりします。時代だなー。これはこれで、「ああ、このころはこういう生活だったんだ」と振り返れていいですね。その時代をそのままパックしてある感じで。「黒と茶の幻想」これまた久しぶりの恩田陸さんです。このシリーズですごく好きになった作家さんなので、読むのに何か余計な気合が入ってしまい、買ってあったのに、随分本棚で寝かせてしまいました。おお、何かこのシリーズにしては、随分現実的な話が展開されます。意外。なんか普通に過去に何があったのか、が気になって読んでました。「三月は深き紅の淵を」とかの不思議な雰囲気ではなかったけど、これはこれで好きです。僕は登場人物たちとちょうど同じぐらいの年齢なので、感情移入もしやすかったです。「三月は深き紅の淵を」黒と茶…を読んだ勢いで再読です。おお!「黒と茶の幻想」の話が出てる。全然覚えてなかった。すごいなー。ちゃんとつながってるじゃない。シリーズとして。黒と茶をまた読みたくなったな。それはそれとして、やっぱりこの作品好きです。なんとも不思議な感じです。ばらばらなのに、やっぱり一つの作品だし。なんかピシッとできてる作品もいいですけど、こういう先行きが分からない中を翻弄されながら読む感じもいいですよね。なんだか好きです。