本読みのひとりごと

スーパーの野菜。というのは便利なのだけど、おすましして整列している様子がどうも安心できなくて、近所にいい八百屋さんがないか、ずっと探していた…ら、見つけました、隣町にすてきな八百屋さん！
太陽の光を直に浴びて育った露地ものにこだわり、無農薬・低農薬の野菜もたくさん扱っているらしい。
なにやら、野菜の本も出しており、野菜・果物のよろず相談にものってくれるというプロの（？）八百屋さんなのです。
さっそく、会社帰りに自転車を飛ばして行ってきました。

お店は小さくて古いけれどていねいに磨きこまれていて、おじさんやおばさんやお姉さんがどんどん声を出して野菜を売っていく。
野菜たちはややお値段が高めだけれど、みんな国産で、素人のわたしの目にも元気がいいのがわかります。
部類のなす好きのわたし、つるりんと光るなすび嬢と目が合ってしまい、「これ、赤唐辛子で炒めてしそをからめて、みそと砂糖と酒で味つけしたらむちゃくちゃおいしいだろうな…」といったん思ったらもうなすびのことしか考えられなくなり、「すみません、なすびください」とお姉さんに声をかけていました。

せっかく遠征してきたので、ごぼうと大根とにんじんも。
「ごぼう、１本１８０円ですけどいいですか」と申し訳なさそうなお姉さん。
「ええー！１本ですよね？１８０円もするんですか？高いですねー」とわたし。
「スーパーに行くとね、２本１００円くらいで売ってるけど、あれはみんな中国産なの。うちのはね、みんな国産だから」とすかさず野菜おじさん。
なるほどー。
ここはひとつ奮発して、いつものごぼうと食べ比べてみようと思い、えいやっと購入。

自分の体に入れるものを自分で考えて選ぶって、それだけで楽しいことだなあ。
これからちょくちょく通って、おじさんと顔見知りになって、野菜のこと教えてもらおうっと。
次は米屋を探すのだ！

…え？なすのみそ炒めの味？
そりゃあもう！ほっかほかの炊きたてごはんと一緒に、心ゆくまで愉しませていただきましたとも。