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カテゴリ:ごはん日記
大切なお友達と一緒に、青山のレストラン「kurukku」(フィンランド語で「きゅうり」のことなんだって)でごはんを食べてきました。
HPすごくかわいいので、ぜひ見てみてください→☆ (ちっちゃいけど音が出ます。お仕事中の方注意!) kurukkuには、オーガニックレストラン・オーガニックカフェ・雑貨屋さん・植物のお店・環境の本屋さんの5部門があって、どれも甲乙つけがたいすばらしさ! 今日は時間がなくてゆっくり見られなかったけど、休日に1日かけて、ゆっくり遊びにきたい場所です。 「本読み」のわたしが注目したのは本屋さん。 環境の本と言っても、月や宇宙の本から高山なおみさんの本、ナウシカに吉田修一の本まで、絶妙の品揃え。 菊地さんの「スペインの宇宙食」まであって、おまけに隣にはマイルス・デイヴィスの本が置いてあったりするので、思わず「う~む」と唸ってしまいました。すごい文脈棚! この本屋さんで、ひと冬くらい過ごせちゃうよ。 で、レストラン。 ほの暗い灯りに照らされた、落ち着いた雰囲気の店内。 各テーブルにひとつずつ、切り花じゃない、根っこの生えた観葉植物の小さな鉢が置いてあるのも感動。 トイレのお手拭きは再利用できるタオルハンカチ。 すごいなー。徹底している。 6800円と5500円のコースがあって、女性は5500円でもじゅうぶんな量。 (…というか、われわれはとても食べきれませんでした) 6種の小さな前菜or野菜メインのでっかい前菜、パン、メインの肉料理、小さなデザート、選べるデザート、お茶がつきます。 (マクロビ対応ではないみたいです。ご注意を) 前菜がとにかくはんぱない量で、小食の女性なら、前菜と自家製パンだけでおなかいっぱいになっちゃいます。 とろとろカマンベールチーズのハチミツかけというのがものすごーくおいしそうだったのですが、断念。 今日ほど、自分の胃の容量が体育会系男子☆並でないことを悔やんだ夜はありません。 とにかく、野菜がうまいです! ひとつひとつ、生産者と契約して購入しているそうで、リストを見せてくれます。 にんじんは皮付きのまま、塩こしょうだけでかじったのですが、甘くてほんのり土の香りがして、うまーい。 それに青菜のしゃきしゃきして新鮮なこと。身体が喜んでいる感じ。 そしてなんと、お肉もすべて、ガスや電気をほとんど使わず、炭火で焼いているそうです。 煮込み料理は炭火の上にル・クレーゼをのっけて、ぐつぐつ煮込んじゃうのです。 オーガニックレストランは数あれど、ここまでこだわるのはすごいなー。 ただオーガニックというだけじゃなく、すべてがていねいに心をこめて料理されていて、本当においしい。見た目も美しい。 店員さんや料理人さんたちも、このお店で働いていることに相当の誇りとこだわりを持っているらしく、食事前後に、すごく幸せそうな顔で、野菜やお肉やワインについて語ってくれます。 夏休みには、各自が生産者の元へ足をはこび、収穫を手伝ったりするらしい。 ソムリエのお兄さんに聞いたところ、小林武史やミスチルの櫻井さんがメンバーになっている「ap bank」がプロデュースしているとか。 きびしいようだけど、それなりの資本がないとこれだけこだわったお店はできないね…と店を出た後話していて、ふと振り返ったら、入り口の外で、ソムリエのお兄さんがわたしたちをずっと見送っている。 ああ、そうか。訂正。たしかに資本がないとできないけど、それだけでもこういういいお店はできないんだな。 東京に、大好きな場所がまたひとつ、増えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.07 22:33:00
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