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2006.10.30
テーマ：ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ：お散歩日記
町に馴れるということ。
週に一度、駅前に来る移動パン屋のお姉さんが、割引券を忘れたわたしに「顔パス」でパンを５０円引きにしてくれたこと。 大家さんのあいさつが「おはようございます」「こんばんは」から「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」に変わったこと。 隣の路地に棲んでいる黒猫が、わたしの姿を見ても逃げなくなったこと。 この界隈では、町内会がそれぞれ、御神輿を入れる蔵を大切に守っているのを発見したこと。 お気に入りの喫茶店の店員さんが、黙っていても同じ席に案内してくれるようになったこと。 行ったことのある場所が、少しずつ増えてゆくこと。 公園。図書館。おそば屋さん。ラーメン屋さん。アロマテラピーのお店。診療所。美術館。 町に馴れあう嬉しさ。 夜、関西で仕事をしていたとき知り合った女の子と、八幡さまのはす向かいにあるフランス料理屋さんでごはん。 店員さんや料理人の半分くらいがフランス人で、フランス語のささやきなども飛び交っている。 お酒の種類が豊富で、お料理もなかなか。今夜はシーフードがおいしかったなあ。 キールのグラスを傾けつつ、さまざまな話をする。 彼女は聞き上手なので、話しているうち何だか気持ちが楽に。 あっちへ行ったりこっちへ戻ったり、スマートとは言い難い人生だけれど、まあ、それもわたしらしくていいか。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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