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2006.11.13
カテゴリ：ごはん日記
母、倒れる。
ちょうど（じぶんの）通院日で、診察が早く終わったので、とるものもとりあえず実家にすっ飛んで帰る。 想像以上に弱った様子なので、とても驚く。 とにかく明朝いちばんで病院へいくことにして、冷蔵庫の材料で豚汁をつくる。 気が動転して何が何だかわからないのに、いつの間にかさっさか手が動いて、鍋いっぱいの豚汁がきちんと湯気を立てていた。 料理の本がそばになければわたし、ただのおみそしるも作れないと思っていたのに。 たきたてのごはんと一緒に食べたら、こんなときなのにちゃんとおいしくて、からだがあたたまり、張りつめた気持ちもゆるみ、二度おどろく。 着替えも化粧品も、何ひとつ持っていないので、帰宅した父に母を任せて夜は部屋へ帰る。 みちみち、少し泣く。 いつまでも「むすめ」ではいられない。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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