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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
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2006.12.09
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カテゴリ:ごはん日記
ひさしぶりのヨーガ教室。
家では毎日のようにやっているんだけど、自分の部屋だとどうも気が散ってしまうのよね。
人目を気にせず、思う存分動けるというメリットはあるけれど。
スタジオには、本も、携帯も、パソコンもないので、雑念をはらってヨーガだけに集中できる。
やっぱりわたしは、K先生のペースが好きみたい。
呼吸の深まりかたが、ほかの先生のときと全然ちがう。
手足がぽかぽかとあたたまり、気の流れる音まで聞こえるような気持ちよさ。

それから、友達の家へお呼ばれ。
大学の卒業式で会ったのが最後だから、会うのは3年半ぶり。
もともと、ゼミの中でも飛び抜けて知性的な、頭のいい女の子だったんだけど、3年半の記者経験は、彼女を柔らかみと包容力のある、すてきな女性に変えていた。
彼女はいま恋をしていて、それは世界中のあらゆる恋の例に漏れず苦しい恋なのだけれど、そのことについて語る彼女の横顔がはっとするほど美しいので、陳腐な言葉はこの際、全部のみ込むことにした。
友達が魅力的になっていくのを見るのは、しみじみと嬉しいものだな。

お部屋にはポインセチアが飾ってあったり、間接照明やろうそくがたくさんあって、とてもすてき。
わが草庵との何たる落差!
おいしいビーフシチューを振る舞ってもらい、ワインをのみながら、この3年間の出来事を思いつくままに話す。

お互い、学生のころに聞いたら絶句するようなひどい経験をし、一方で、想像もつかなかったような喜びもたくさん知った。
人生はなかなかたいへんだけれど、だからこそこうやって、部屋を居心地よく整えたり、大切なひととおいしいものを食べて笑うことが大切なんだよね。
たとえば明日、世界が終わるとしても。
「ていねいに暮らす」ということの、甘えのないきびしい切実さを、わたしたちは手に入れたよね。

卒業する前、ゼミの仲間5人で海に行ったときの写真が、彼女の部屋に飾ってあった。
わたし、ころころ太っちゃって恥ずかしい!
空は曇っているし、海はのっぺりと灰色なのだけど、「絵になる」写真の撮り方を教え込まれた今だったら、逆に絶対撮れないような構図で、何だかとてもいい写真なのだ。
まるでハチクロみたい。

一緒に年をとっていく友達がいることのありがたみは、これからどんどん大きくなってゆくのだろうなあ。
今度はぜひ、わたしの部屋にも遊びに来てもらおう。
クリスマスの飾りつけ、がんばっちゃおうかな。





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Last updated  2006.12.11 12:28:54
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