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カテゴリ:お散歩日記
新幹線で、雪国へ。
降りたら、待っていてくれた向こうのお母さんに「おかえり」と言われてちょっと泣きそうになる。 そのまま初詣へ。 今年は雪が少なくてあたたかい、とお母さんも息子も口を揃えるけれど、関東とこちらでは、「寒い」の種類が全然違うのだ。 気温が低いのはもちろんなんだけどそれだけじゃなく、東北は潔く寒い感じがする。 外に出るときは、油断なくしっかり防寒をして、家の中に入ったらがばっと脱げばいい。 そういうの、わたしは嫌いじゃない。 ピークを過ぎた参道は、人もさほど多くなく、暖色に灯ったちょうちんの間をゆるゆるとのぼる。 「何か、この風情に合う歌はないの?」と聞かれて、 こよいあうひとみなうつくしき。 大好きな与謝野晶子の下の句を心のなかでつぶやく。 けれど今は春じゃないし、こないだ来たとき夜桜を見て思いついたのも同じ歌だったから、知識の少ないのが恥ずかしくて黙っている。 今年もがんばりますので見守ってください、と神さまにお願いし、おみくじを引く。 小吉。小さなさいわい。 仕事。将来の展望を踏まえた判断を。 健康。健康診断を受けること。 恋愛。相手の人柄は、あなたが思っている以上である。 どうだった、と恋人の手元をのぞき込んだら、彼のも小吉だった。 お互いに顔を見合わせる。 相手の人柄は、思っている以上である。 彼はおみくじを木の枝に結び、わたしはたたみ直して財布にしまう。 参道を降りてきて、串にさしたもちを炭火の周りに刺して焼いたのを食べる。 もちにほんのり甘みがあって、やわらかくておいしい。 そうこうしているうちに、雨が降ってきた。 慌てて車に乗り込む。 お母さんのかばんにはいつもチロルチョコが入っていて、今日はきなこもち味。 ひとつもらって食べる。 家におじゃまして、実家の母に持たされたお土産を取り出す。 かに。とば(鮭の薫製)。ローストビーフ(なぜ?)。 それからハンドクリーム。喜んでいただいて、嬉しい気持ち。 しゃぶしゃぶをたくさんいただく。 途中で恋人の弟と、その友達が来る。 弟の友達は、びっくりするほど松潤に似ている(わたしが酔っているからか?)。 楽しくてつい酔っぱらってしまい、しゃべりすぎる。わたしの悪いくせ。 最後に入れたうどんがものすごくおいしくて、ずるずるたくさん食べる。 明日は雪、降るかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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