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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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2007.01.04
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カテゴリ:ごはん日記
ひさしぶりにひとりで過ごす一日。
ゆっくりごはんを作って食べ、カメラを抱えて近所の公園を散歩する。

今年はふだんの年より雪が少ないのだけれど、それでも一面雪が積もっている。
東京にときどき降る雪よりもうんと水分の少ない、さらさらした雪。
近くに保育園があるので、雪の野原には小さな足跡がたくさん。
その足跡の上にも、次に降った雪のヴェールがうっすら積もっている。

公園に隣接する林から、「ぱりぱり」「ばりばりばり」と雪解けの音が聞こえてくる。
排水溝を、雪解け水が軽やかな音を立てて流れている。
まだ固い梅のつぼみ。
分厚い雲の間から差す午後の光。
頬に触れてゆく空気の冷たさ。

この場所では、静寂も、暗闇も、混じり気なしの本物なので、木や草や動物の作り出す音や感触、においを、都会にいるときより数倍はっきりと感じることができる。


家に帰って、いつもよりていねいに野菜を刻み、料理をする。
自然の存在感が大きいせいか、にんじんのひとかけらもむだにしたくないような気持ち。
この家はキッチンが広いので、あせらずに作業ができてうれしい。
どんな場所にいても、こうやって料理をすると、凛と背すじが伸びて、気のめぐりがよくなる。

このあいだ友達に教わった秘密の方法でスープを煮たら、とてもおいしくできた。
そもそも、こちらのスーパーに並んでいる野菜は東京のそれより圧倒的に元気がいいし、お米だっていつまでも噛みしめていたいほどおいしいのだ。


好きな人たちと過ごす時間はかけがえがないけれど、日々を前向きに暮らすには、ひとりでゆったりと過ごす時間が欠かせない。
たっぷり充電したので、明日からまた、大切な人にやさしくできるように。





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Last updated  2007.01.09 16:17:53
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