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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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2007.02.08
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カテゴリ:ごはん日記
「全快祝いだよ」と言って、上司が高級ホテルのレストランで鰻をご馳走してくれた。

蒸した鰻が、ごはんの上に乗っているだけじゃなく、ごはんの間にも挟まっている。二段のり弁の、のりが鰻になっているイメージ!
上品に味付けしたふわんふわんの鰻を、木のスプーンであつあつごはんと一緒にいただく。
旨い、旨い。
「ああ、一生食べつづけていたい!」と思わず叫び、上司と、一緒にいた同期の女の子に笑われる。
海を見ながらいろいろなことを話し、自分の周りの世界が、明るくてわくわくする方へ進んでいくような、幸せな気持ちになる。

店を出るとき、受付にいた着物姿の上品な女性をぜったい知っている…と思い、立ち止まって声をかける。
なんと!高校から大学までと一緒だった女の子でした。
卒業して別の会社に就職したんだけど、どうしても接客がやりたくて転職したんだそう。
昔から美人な子だったけど、着物姿が何ともきりっとしてすてき。
わたしが文章書くことを好きだというのまで覚えてくれていて、おどろく。
思いがけない、嬉しい再会。
世界のしくみはうまくできているなあ、と感じるのはこんなとき。


大切な方が体調を崩してしまった。
体調とは直接関係ないのだけれど、手あれで困っているというので、心をこめてハンドクリームを作り、お渡しする。
わたしにできることは、これくらいしかない。
「これ、本当に効くね。「biscuitスペシャル」みたいな名前をつけて売ったら、きっと売れるよ!」なんて言ってくださって、その心づかいにまた涙ぐみそうになる。
でも、泣かない。

あたたかくなるころ、元気になって帰ってきたら、ケーキを食べにいきましょう。

と約束した。

わたしにできること、もうひとつあった。
信じること。
約束を信じて、笑顔で待つこと。





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Last updated  2007.02.12 21:49:34
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