本読みのひとりごと

朝、起きたら、体のふしぶしが痛かった。
あんなに体を緊張させたことも、体を激しく動かしたことも久しくなかったからなあ。
おなかもぺこぺこ。
ラピュタみたいに、トーストに半熟の目玉焼きをのせて、ソーセージと一緒にむしゃむしゃ食べる。
朝は食パン１枚食べきれないことの多いわたしが、続けざまに２枚平らげる。
「うわあ、２枚食べたね」とまた恋人が驚いている。

夕食の下ごしらえをしてから、山の中にある寺までドライブ。
途中で、お蕎麦やさんの中華そばを食べる。
ラーメンではなく、中華そば。
揚げ玉が香ばしい。
おいしくて、もくもくと食べる。

それにしても山道をのぼるにつれ、雪がどんどん降ってくる。
木々は白くけむり、寺の輪郭も白く縁どられて、夢のようにうつくしい。
いつまでも眺めていたいけれど、底冷えがするので５分と外に立っていられない。
あたたかい喫茶店に入り、おしるこをいただきながら、降りしきる雪をみる。
そうこうする間にも、雪はいよいよ勢いを増し、風もついて、ほとんど吹雪。
視界もきかなくなってきたので、急いで車に戻ったら、フロントガラスに雪がいっぱい積もって、前が見えないほどだった。

夕食は、和風ハンバーグ。
朝のうちに仕込んでおいた、玉ねぎたっぷりのタネをじゅうじゅう焼き、残った肉汁にバターとしょう油、酒を溶かしてソースを作る。
先にこんがり焼いておいたれんこんとしいたけも付け合わせる。
クレソンを付け合わせても、おいしいだろうな。
高山さんの「日々ごはん」にのっていて、どうしても作りたかったのです。
ハンバーグは、ひとりだと寂しいからね。

今日も、おいしい一日でした。