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本読みのひとりごと

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読むこと、書くことが大好きなbiscuitです。
夫、元気すぎる2人の息子と4人暮らし。

新聞記者を経て、フリーランスライター/エディターに。

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biscuit5750@ Re[1]:木々との対話(09/12) >micoさん こんにちは!すっかりご無沙汰…
mico@ Re:木々との対話(09/12) bisさん、こんにちは。まずは次男くんのご…
biscuit5750@ Re[1]:さようなら、クウネルくん(01/27) >micoさん お久しぶりです! コメントを…
mico@ Re:さようなら、クウネルくん(01/27) クウネル。新装された表紙を見てお別れし…
biscuit5750@ Re[3]:子どもを持つことの不自由と、自由(11/17) >バーソロミューさん お久しぶりです! …

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2007.05.03
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カテゴリ:お散歩日記
7時起床。
民宿で至福の朝ごはん。
この宿はご主人がプロの板前さんなので、ごはんが本当においしい。
旅行会社のミスのおかげで、夕食に毎回スペシャルメニューが付くのもありがたい。

昨夜はとれたての小さな筍を、皮ごと焼いたものだった。
皮をむき、マヨネーズとしょう油でいただく。
食感はアスパラガスのよう。
噛みしめると、春の香りが口の中いっぱいに広がる。

午前中、宮ノ浦川でカヌー。
筋肉痛で脚ががちがち、ロボットみたいにしか歩けない。
山のコースを選ばなくて本当によかった。

里を流れるこの大きな川の源は、山の上、原始の森で生まれたひとすじの流れなのだなあ、わたしは昨日、それをこの目で見てきたのだなあ、と思うと、何だか感慨ぶかい。
カヌーのガイドTさんは、昨日のNさんと好対照の、まったりした雰囲気。
川岸にカヌーを下ろし、5分くらいオールの使い方を教わって、「じゃあ、川に出てみましょうか」とおっしゃる。
戸惑いつつも、救命胴衣を身に着け、Tさんの助けを借りてカヌー(正確には、初心者用に作られたカヤック)に乗り込み、オールを動かしてみる。

しばらくは、力の入れ具合や曲がり方がわからなくてじたばたしたけれど、すぐに慣れて、少しの力でカヤックを操れるようになる。
何度も転覆することを覚悟して、Tシャツの下に水着を着込んでいたのに、結局、一度もひっくり返りませんでした。
運動音痴のわたしがだいじょうぶなのだから、きっとたいていの人はすぐに乗りこなせると思います。

ツアーの参加者は、我々とひとり旅の女性の3人だけ。
この季節はまだ、川遊びをしている人もいないので、川全体が貸し切り状態。
なんと贅沢な。
しかも、この青空。

宮ノ浦川

「ひと月に35日雨が降る」と林芙美子が書いた屋久島だけれど、わたしたちが滞在した3泊4日は、一滴の雨も降らず、好天に恵まれた。
川も空の青を写して、エメラルドグリーンに輝いている。

カヤックは、「水に親しむ」ことを目的に設計されたものを使っているので、水面が近い。
手を休めて澄んだ水に手をひたすと、冷たくてやわらかい感触が気持ちいい。
ときどき、川の流れにまかせて漂いながら、空を見上げてみる。
川をつくる水のひとしずくに、自分が溶け込んでいくような気持ち。

「いつか激流下りもしてみたいなあ」とくまの方。
…わたくし、遠慮させていただきます。





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Last updated  2007.05.10 17:15:44
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