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カテゴリ:ごはん日記
1週間、終わり!
まっすぐくまのところへ行くことになっているので、新幹線の時間まで、会社の人とお酒を飲む。 生ビールをジョッキで1杯、焼酎のお湯割りも1杯引っかけて、外に出たら小雨が降り出していた。 東京駅で駅弁売りのバイトをしていたとき、賞味期限切れのおこぼれにあずかるのが楽しみだった1300円の「幸福弁当」を買い込み、新幹線に乗り込む。 お米がもちもちしておいしい。野菜が多いのもうれしい。 次第に暮れてゆく、町の灯りも少なくなってゆく車窓を眺めること3時間。 新幹線を降りて、最初の空気を吸い込む瞬間が、とても好き。 甘くて冷たい、夜の香り。 空気がおいしくて、車に乗り込むのがもったいない感じ。 何度も深呼吸して、くまに笑われる。 毎日毎秒吸い込む空気がおいしいって、最高のぜいたくだ。 車を置いて、くま行きつけのバーに歩いていく。 黒い夜空に目をこらすと、暗さに目が慣れて、どんどん星の数が増えてくる。 きれい、きれい、とはしゃいでいるうち、お店に到着。 ふつうのスナックに混じって、そっとたたずんでいる小さな黄色いドア。 中に入って、びっくり。 内装が、白くてとってもかわいいのです。 イタリアのバールみたいな感じ(行ったことないけど、きっとそうだ)。 音楽もわざとらしくないし、照明が暗すぎないのも好き。 「おや、あなたが、くまさんがいつも話してくれる、彼が最高に愛しているという方ですね。ずっとお会いしたかったんですよ!」などとバーテンダーさんが盛り上げてくれるのも楽しい。 柑橘系の、あんまり強くないカクテルを…というぼんやりしたオーダーに出てきたカクテルに、またびっくり! だって、光るんですよ、七色に。 赤、青、黄色、緑。順番に色が移り変わってゆく。 「なんで?なんで光るの!」と興奮するわたし。 後で聞いたら、水分に反応して光る氷なのだそう。 グラスに添えられたレモンは、知恵の輪みたいなかわいい形に切ってある。 さらに、レモンの皮で作った小さなハート型まで添えてある。 「かわいい!!」と叫ぶわたし。 「よかったね」とにこにこ顔のくま。 カウンター席のグラスを置くところには、下から電球を取り付けて、円いアクリル板をはめ込んであるのです。 だから、その上にカクテルを置くと、カクテルの色がとてもきれいにみえる。 カクテルだけじゃなくお料理も充実していて、これまた手抜きなしのおいしさ。 鶏のだしが効いたスープチャーハンをしみじみとすすっているうち、1週間の疲れが吹き飛んじゃったよ。 …このお酒を飲み終わったら、手をつないでおうちに帰ろうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.02 10:06:19
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