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テーマ:本のある暮らし(3316)
カテゴリ:ごはん日記
先生の家を辞して、仙台駅前で買い物。
ジュンク堂に行き、本をたくさん買ってくまにプレゼントする。三浦しをん「風が強く吹いている」など。来週、くまは駅伝に出るのです。 自分のためには、梶井基次郎「檸檬」と大江健三郎「個人的な体験」を買った。 それでなくとも帰りの荷物が重いのだから、東京で買えばいいのに。 けれどそれがたとえ世界の涯てであっても、本屋を見つければ入らずにいられない。 ずらりと本が並んだ棚の前に立つと、このひとつひとつに小宇宙が眠っているのだというときめきに胸が躍って、1冊抜き出さずにはいられない。 せっかく仙台に来たので、牛たん屋さんに入る。 くまの家のそばにある、あのすばらしいバーのマスターが教えてくれた老舗。 たちまち牛たん屋のおっちゃんと仲良くなるくま。 おかげで牛たん定食に、サービスでしぐれ煮がつきました。 こういう才能、わたしにはないので、一緒にいると知らない世界がたくさん見えて楽しい。 これも、結婚してよかったことのひとつ。 牛たんはたっぷり厚くて歯ごたえがあって、噛めば噛むほどおいしい味が出て、うっとりするおいしさだった。 無言で咀嚼するくまとわたし。 おっちゃんいわく「いつもあるわけじゃない」という牛タンの刺し身も味わう。至福。 仙台駅で、萩の月をたくさん買う。 わたしの会社と、新居のご近所さんに配るため。 頭ではいろいろなこと、わかっているけど、ひとりで新幹線に乗るのはやっぱりちょっとさみしい。 くまに手を振りながら、早く引っ越してきたいなあ、としみじみ思い、迷いなくそう思うようになった自分を発見してさらにしみじみする。 ようやくここまで来た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.23 13:33:22
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