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カテゴリ:ごはん日記
午前中、ひたすら眠る。
お昼近くにようやく起きだして、ソーセージを茹で目玉焼きを作り、ハチミツトーストと一緒にホットミルクでもぐもぐ食べる。 ふう、ひと心地。 部屋の掃除だけはがんばって片づけ、だるさを振り切って横須賀線に飛び乗る。 今夜は鎌倉で、前の部署でお世話になった上司らとの会合があるのです。 電車を降りたら、秋の涼しい風が半袖の腕を撫でていった。 東京を少し離れただけなのに、季節の移り変わりを濃く感じる。 外からのぞき込むだけで心が踊るような雑貨屋さんや、素敵な喫茶店。 いい町だなあ、ここは。 大学時代の友達と、北鎌倉から源氏山を越えて市内を散策したこと、懐かしく思い出しながら歩く。 この会社を退職した先輩が駅のそばに開いたという小さなお店に、4人でテーブルを囲む。 さんまの塩焼きを頼んだら、うんと脂の乗った、お肉みたいに食べごたえがあるのが出てきて、みんなで唸る。 今年はさんまが豊漁。 赤ワインを2本空け、ひとつひとつていねいに作られた料理に舌鼓を打ち、元上司と昔みたいにばかげた冗談を言い合い、ほとんど神のように尊敬している作家のすごい写真を見せてもらって、興奮で手がふるえる。 何げない日常のひとコマなのに、作家の人柄やその作品世界を形成する要素が垣間見えるような、一度見たら忘れられない写真。 写真の持つ力は偉大だ。 帰りの電車で、別れぎわ、後輩のかわいい女の子があんぱんをくれた。 鎌倉の、有名なお店の大きなあんぱん。 子供のころ読んだ「あーちゃんちはパンやさん」というおいしそうな絵本のことを思い出す。 (たしか、ねじめ正一の絵本だった) 気持ちもふっくらして、鈍行でとことこ東京へ帰る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.11 16:50:06
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