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テーマ:ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ:ごはん日記
高山なおみさんのDVD「高山なおみの四季のゆっくりごはん」を見る。
NHK「きょうの料理」をまとめたもので、東京にいたとき買ったのだけれど、時間がなくて一度も見ていなかったのです。 四季の食材を使った料理をまとめた巻と、高山さんのおなじみごはんを集めた巻の2本立て。 特典映像で、日々ごはん編集者丹治さんの語りもついてくる。 高山さんは、日記の文章から想像していたよりうんと若々しくて、肌がつやつやしていた。 話しかたも思ったよりゆっくりで、声が高く、かわいらしい雰囲気。 にんじんを刻むリズミカルな音。 刻んだにんじんをボウルの中でもむときの、「シャキシャキ」という音。 ほうろうの白。春にんじんのオレンジ。 春にんじんを使ったサラダの1カットだけでも、これだけの情報がたくさん詰まっている。春にんじんの甘さや、歯ごたえまで口の中に感じられるみたいだった。 わたしは活字を偏愛し、テキストで表現すること、されたものを特別好む人間だけれど、映像ってすごいなあ、と素直に思った。 音や光、色、においや手ざわりまで、目の前にいるみたいに伝えてしまう。 それにしてもこうやって高山さんの話を聴いたり本を読んでいると、わたしは「今のままで幸せで、それでいいんだな」と感じる。安心して深く息ができる。 DVDを見終わっても頭の中が高山さんモードのままで、音楽は原田郁子ちゃんやハナレグミを聴き、雑誌は「リンカラン」をめくる。 高山さんが本棚に並べる本を厳選していたのを見て思い立ち、腕まくりして未整理の本たちをきちんと整理する。 帰宅したくまが書斎をのぞいて「うわあ、きれいになったなあ」と驚いていた。お料理のDVDを見て思い立ったの、と説明したら、困惑した表情でわたしを見ていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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