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テーマ:ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ:お散歩日記
今夜から1週間、オーストラリアへ新婚旅行に行ってきます。
グリーン島で青い海をみて、ケアンズでコアラ(たぶん)に会ってくる予定。 北国の冬は長くて寒いので、ひとときでもあたたかい夏の国で過ごせるのは嬉しい。 * 成田空港を経由するついでに、年明けから実家に来ています。 結婚前、離れた場所に暮らしていたから、新幹線に乗るときはいつもひとりだった。 考えてみたら、ふたりで乗るのは初めて。 隣の席が家族だと、こんなに安心する乗りものなのだな、新幹線。 東京はあたたかい。そして光がいっぱい。 友達とごはんを食べるために夕方、銀座で待ち合わせをして、街の明るさにぼうっとなる。 外がこんなに明るいんだもの、夜更けまで眠れないのは当たり前だ。 大きなビルの陰に小さなブロンズの天使がいて、向こうの通りを覗き込んでいる。 長いこと銀座が好きで、頻繁に歩いていたはずなのに、今日初めて気がついた。 そんなつもりはなかったけれど、前より歩くのがゆっくりになったのかも。 夜は両親と4人でごはん。 我が家のよりちょっと熱いお風呂につかりながら、自分の大切な人が、自分にとってかけがえのない人を大事に扱っている様子を見るのは、自分自身が大切にされるよりもっと幸せなのだな、と思う。 * 翌日は、親友と3人で明治神宮に初詣。 大切な人たちの幸せと、今年書かれる予定の小説について祈る。 子供が欲しくてたまらないくまは、まだどこにも発生していない子供のために安産のお守りを買っていた。 さて、どんな年になることやら。 会社勤めを辞めたせいかもしれないけれど、自分の動きや思考がゆっくりになっているのを感じる。 神経質だった事柄にも「まあ、いいか」と思うことが増えた。 鈍くなった部分もあるけれどそれだけではなくて、たとえばある景色を見てその景色について感じたり考えたりする時間はかえって増えたように思う。 * 夕暮れどきの表参道を歩いていてふと、北国にはこういう光がないなあ、と思う。 日が傾いて、街がオレンジ色の光に包まれ、次第に暗くなってゆく境目の時間。 北国の日暮れはもっとあっけない。 さっきまで明るかった空が、ちょっと目を離すともう真っ暗。 舞台の幕が下りてくるみたいに、すとんと夜が来る。 オーストラリアの夕焼けはどんなだろう。 ちゃんと目をひらいて、よくよく見てこよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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