|
テーマ:ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ:お散歩日記
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今日の雪国は明るい日が差して、(いつもよりは)あたたかいです。 今夜からまた、どさっと降るみたいですが。とほ。 雪や寒さのせいもあり、何となく家にこもりがちになって気持ちが内側に向いてきたので、昨日は車を運転して外に出かけてみた。 いくつかの用事を済ませて、モスバーガー(田舎のモスバーガーは広くてきれいで居心地がいい)と図書館(くまにスキーの本、わたしは大好きな工藤直子の「ともだちは海のにおい」を借りてきた)に行ってきただけなんだけど、心が外に向かってぱっとひらけた感じ。 家にいるのも好きだけれど、やっぱり外に出る時間があるといいなあ。 気持ちがひろびろとして、余裕が出たぶん、くまにもやつあたりしないですむ。家事もはかどる。筆もすすむ。 ひとりで車に乗るのに勇気がいるとか、雪道はあぶないとか、急に吹雪いたらこわいとか、ガソリンが高いとか。 言い訳はいくらでもできるけれど、言い訳は言い訳にすぎない。 思い立ったらどこにでもほいほい出かけてゆくお調子者っぷりが身上のわたし、乗り物がメトロから車に変わったくらいでめげてたまるかー! インターネットで調べて、近所に行ってみたい場所もいくつか見つけたので、くまが休みの日に練習付き合ってもらって、ひとりで出かけられるようにしよう。 もちろん、くまに頼めばどこへだって連れていってくれるのだけど、それじゃあだめなのだ。 わたしが自分で行きたい!と決めて、自分で道を調べて、車に乗るこわさを乗り越えて、ひとりで出かけて、自分とのデートを楽しんで帰ってこなければ、意味がない。 アン・モロウ・リンドバーグを気取ってオーストラリアの海辺で考えたこと。 わたしにとって、結婚は「ひとりと同時にふたり」ということなのだと思う。 結婚して、今までそれぞれ別々に営業してきた個人商店を一度たたみ、少し広いお店を構えなおして仕事も効率的に分業したのが今のわたしたちだけれど、だからと言って、わたしがわたしであることまで消えるわけじゃない。 仕事を分業して、それぞれ得意分野を引き受けることで人生は居心地がよくなる。レストランに例えればくまが仕入れと接客、わたしは料理と経理だ。 でも、今までひとりで完結させていた部分の負担が軽くなるからと言って、自分で自分の可能性を狭めてはだめだ。 わたしはたまたま料理と経理が得意だから余分に担当しているだけで、腕まくりして気合いを入れれば仕入れも接客もできる。 ひとりでどこまでも出かけることができるし、いざとなったら外国の人とだってしゃべれる。見知らぬ町にも住める。重い荷物も全部持てる。ややこしい交渉だって、時間はかかるけどちゃんとできる。もちろん、仕事をしてお金を稼ぐことも。…だって、こないだまで全部やっていたんだもの! ひとりでも生きていけるわたしが、それでもふたりを選んだのだということ、忘れないようにしよう。 …なんて、思いながら「暮しの手帖」を開いたら、「しあわせな結婚とは、いつでも離婚できる状態であるけれど、離婚したくないと日々思いながら暮らすことです」と書かれていた。うーむ。その境地にたどり着くにはもう少し時間がかかりそうだ。バランスって難しい。修業、修業。 * 最近つくっておいしかった料理。 コチュジャン風味のぶり大根。 李映林さんの息子、コウケンテツさんのレシピ。 ぶりのあらの下ごしらえが苦手で、生臭くなってしまうわたしでも、コチュジャンに唐辛子、ねぎ、にんにくもたっぷり使ったこのぶり大根はおいしくできました。 本家のぶり大根より、調理時間が短いのも魅力。 体がぽっかぽかにあたたまってセーターを脱ぎたくなるくらいなので、暖房費も節約できる。 さむーい夜にぴったり。おすすめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[お散歩日記] カテゴリの最新記事
|