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テーマ:今夜のばんごはん(50669)
カテゴリ:ごはん日記
スーパーに春の野菜が出回りはじめた。
新たまねぎ、新じゃがいも、春キャベツ。それからこれは野菜じゃないけど、あさりも活きのよさそうなのが。 毎日まいにち、嬉しくても悲しくても、体調がよくても悪くても料理をしていると、旬の食べもののおいしさや栄養価の高さを、手ざわりや体の感覚でしみじみと感じる。 慣れない雪国の冬、ひどい風邪をひかずに乗り切れたのは、養分をたっぷりたくわえた大根や白菜や長ねぎを、明けても暮れても毎週食べていたからだと思う。 生まれて初めて「うど」を料理した。 素手で皮をむいていたら手の甲や手首がかぶれてきたので、あわてて手袋をはめる。 拍子切りにして酢水であく抜きしたのを、何本かまとめてうす切りの豚肉でくるくる巻く。 焼く直前に小麦粉をつけてフライパンでこんがり焼き、甘めのみそをからめる。 春の香りがみその甘さと一緒に口の中にふんわり広がって、しみじみとおいしい。 厚めにむいたうどの皮も香りがいいので、しょうゆと酒、さとうで味付けしたきんぴらに。 こちらも、根菜のきんぴらではまず出せない、さわやかで繊細な香り。余計な調味料はできるだけ使わずにいただくのがいいみたい。 雪国の山菜は、寒い寒い雪の下で栄養をたくわえてじーっと春を待っているから、こんなに滋味ぶかいのだな。 「うるい」という山菜も最近よく見かけるので、今度買ってきて食べてみよう。 まずはおひたしにして、香りを楽しもうかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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