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テーマ:花見(122)
カテゴリ:お散歩日記
日々見つめている景色が、その人を構成する。
洋服や、食べるものや、読む本や、人間関係と同じように。細胞の一部になる。 だからひとは、ときどき旅をするのだ。 新鮮な野菜や果物を食べるように。 新しい服を選ぶように。 * 3日つづけて、花見をしている。 日曜はくまと、くま母さん、くま父さんとみんなで、近所のさくら祭り。 月曜は自転車を押して、ひとり桜さんぽ。 火曜は散りはじめた桜の下で、ベンチに座っていちごのアイスを食べた。 車が通るたび、道路に散り敷かれた花びらが、巻き上げられて小さな渦を巻く。 小さな女の子が、目をまるくしてその様子を眺めている。 春。 ところでこれは、桜桃の花。 つい半月前まで土がむき出しになっていたさくらんぼ畑は、あっという間に一面緑の下草が生えそろって、農家の人たちが今年の仕事を始めている。 週末には早くも初物のさくらんぼをいただいて、みんなで食べた。 この町はもうすぐ、一年でいちばん賑やかな季節になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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