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テーマ:ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ:お散歩日記
洗ったばかりのカーテンが、石けんのにおいをまきながら風にそよいでいる。
穏やかでいい眺め。 初夏の日差しには、ぱりっと洗い上げた白いカーテンが似合う。 残りのカーテンも、天気のいい日に洗ってしまおう。 連休でゆるんだ体を揺り起こすべく、いつものコースを走る。 さくらんぼの花も終わって、今はつつじが満開。 並木道のハナミズキもきれいに色づいてる。 ハナミズキのピンク色は花びらじゃなく、がくの一部が変化したものなんだそうです。 あじさいなんかと同じですね。 それから菜の花も、川のほとりに一面咲いている。 アパート前の日陰には、すこし前までつくしがにょきにょき生えていたけど今はタンポポが花ざかり。 花を見てきれいと感じたり、心やすらいだりすること、子供のころは今よりずっと少なかった気がする。 もっと言えば五年前は花といえば桜くらいしか見向きもしなかったし、それより前は桜だって今ほどの感慨を持って見上げたりしなかった。 それはたぶん後天的な感情、習慣なのだと思う。 道ばたのパンジーを「きれい」と思うと、ひとつ幸せが増える。だから注意ぶかく目をとめる。 誰かを思って便箋を選び、ていねいに手紙を書く。 家族の顔を思い浮かべて、(「おせん」の蒼井優ちゃんみたいに)「おいしくなあれ」と念じながら野菜を刻む。 そういうのもみんな、大人になってから覚えた贅沢だ。 今日は昨日より、ほんのすこしだけ注意ぶかく暮らすこと。 心を穏やかに保ち生きのびてゆくための、それが近道だということも、だんだんわかるようになった。 それにしてもジョギング上がりには、麦茶がおいしい季節になった。 この間まで、お茶と言えば熱い緑茶かほうじ茶だったのに。 けれど雪国では、まだすこし寒い日があるから、急須とこたつはしばらく出しっ放し。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.14 14:53:41
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