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テーマ:ささやかな幸せ(6742)
カテゴリ:ごはん日記
「主婦にも日曜日がほしいよう」と不遜なことをつぶやいてくまを困らせていたら、翌朝、熱が出た。
たしかに家事はしなくていい(というか、できない)し、一日寝床でぬくぬくしていられる。 神さまありがとう。でもなんというか、そういう意味じゃなかったのです。今度から、願いごとは具体的に、そして正確におこないます。 とは言え出てしまった熱は下がらないので、枕元に本を積み上げておとなしく過ごす。 図書館で借りてきた「小説新潮」のバックナンバー二冊。 18の時と同じ轍は踏みたくない。傾向と対策はちゃんと研究する。 小川洋子「アンネ・フランクの記憶」と、増補改訂版「アンネの日記」も読了。 勢いで「夜と霧」も再読。 夕方、帰ってきたくまにお弁当を買ってきてもらおうと思ったら、くまがみずから台所に立ってねぎを刻み、ウィンナーと卵のチャーハンを作ってくれた。 ごはんがぱらぱらで、味付けもちょうどよくて、わたしのよりおいしいかも。 (わたしは握力が弱いので、二人分米の入ったフライパンを上手に振れない。 だから、いつもごはんがべちゃべちゃになってしまう) 食欲がなくて、昼に炊いたお粥も茶碗半分しか食べられなかったのに、山盛りぺろりと平らげた。 おいしかったし、何よりもうれしかったのです、とても。 毎日繰り返しているとだんだん忘れちゃうけど、元気でごはんを作ったり、掃除をしたりできるのはそれだけでありがたいことなのでした。 明日からがんばろう!と心に決めて、一日大活躍したのはいいけれど、張り切りすぎて今朝はさらに高い熱が。 朝ごはんの仕度をしていたら、視界がぼんやりして自分の手にお味噌汁をかけて(!)しまった。 「ありがたい」と言ったその舌の根もかわかぬうちに、くまに八つ当たり。 もっとゆったり広い心の持ちぬしになりたいものです。やれやれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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