本読みのひとりごと

ひと雨ごとに涼しくなって、見上げる空には秋の雲。
雪国の夏は短いなあ。エアコンをつけた日も、数えるほどだった。



週末をはさんで、くまの実家へ行ってきました。
牧場でおいしい牛乳をのんだり、大曲の花火大会に出かけたり（雨に降られて、車の中から見ました。ふつうの花火大会を、十回分一度に見るような迫力）。
くま父さんと母さんが甘やかしてくれるのをいいことに、最近では自分の実家に帰るより里帰り気分。
くまの実家は、家のつくりも、景色も人もみんな広々として、ゆっくり息ができる感じ。
今住んでいる土地だって深く息ができるのだけど、どんないいところに暮らしていても、ときどき場所を変えるのはやはり気晴らしになる。



くま母さんの育てた夏野菜をお土産にいただき、仙台駅前に新しくできたパルコを冷やかして帰ってきた。
次に行くのは、稲刈りの時期かな。
わたしなんか足手まといになるだけだろうけど、やったことがないからとても楽しみ。



くまの運転疲れを癒すため、ひさしぶりに近くの温泉にも行く。
夕食後の空いた時間を狙っていくと、露天風呂をひとり占めできるのです。むふ。
お風呂上がりにはコーヒー牛乳をのんで、湯ざめしないうちにさっと帰ってごろんと寝てしまう。
近所にいい温泉があるって最高のぜいたくだ。

　＊

また明日からがんばるかー、と気合いを入れなおしていたところに、嬉しい知らせ。
と言っても、登山道のふもと近くで小さな道しるべを見つけたような、ささやかな出来事なんだけど。
自分の進んでいる道が、まったくの見当はずれでないと知ることは、この先の長い道を登ってゆく励みになる。
感謝の気持ちを忘れないこと、そして謙虚であること。