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テーマ:やっぱこの時期は鍋(580)
カテゴリ:ごはん日記
毛布が恋しい気候になりました。 リンデンとエルダーフラワー、ローズヒップにジンジャーをブレンドしたハーブティーを淹れて、こたつであたたまりながらこの日記を書いています。 見わたすかぎりの山並みを、パッチワークのベッドカバーみたいに鮮やかに染めていた紅葉も、標高の高いところから順番に散って、雪国はいよいよ冬支度です。 夏から秋にかけて、キャンプ専属料理人としてすごした日々も、ようやくシーズンオフ。 来年まで休業かなあとひと息ついていたら、あっという間に、くまがキャンプと同じくらい大好きな、鍋の季節がやってきました。 ふたり鍋では物足りないと、くまが山の仲間たちをしょっちゅう呼び集めるので、最近のわが家はちょっとした鍋料理屋状態。 テーブルを整えたり野菜を準備するわたしは、さながら冬季限定・鍋料理屋biscuitの女将というところでしょうか。 水曜日は辛みそ鍋、土曜日は塩ちゃんこ鍋、次の金曜日には女の子も来るので、しょうがコラーゲン鍋をこしらえる予定。 冬眠を前にした食欲旺盛な若ぐまたちのために、大量のおにぎりとから揚げ、小山のように盛り上げたポテトサラダも、欠かせないサイドメニューです。 さすがに料理をしすぎて、右腕がひどい筋肉痛(!)になってしまったので、くまに頼んで、ベイクドチーズケーキの土台作りを手伝ってもらう。 ビスケットを砕くのも、バターと牛乳で練った生地を型に敷き詰めるのも、握力の強いくまの方がうんと上手。 ついでに焼いている間の見張りも頼んだら、ときどき放っておいて焦がしてしまうわたしよりもずっと几帳面に見守ってくれて、わが家のチーズケーキ至上もっともおいしいケーキができました。 若ぐまたちも大喜びでおかわりをして、あっという間にワンホール完食。 調理師免許を持っているという男の子は、デジカメでレシピを写して帰っていきました。 おいしかったから、クリスマスに友達と焼くんだって。 若いくまたちが頭をつき合わせてチーズケーキを作る様子を思いうかべ、わたしまで何だか楽しくなったのでした。 もう10日くらい前ですが、11月7日、29回めの誕生日でした。 家族や友達から、あたたかいメッセージや、心のこもった贈りものをたくさんいただく。 はなれているけど、みんながそばにいてくれるみたいな一日。 誕生日が、ひとつ大人になったことのお祝いというより、ふだん支えてくれる人に感謝する日になったのは、いつのころからだろう。 1年間、ほんとうにお世話になりました。 またあたらしい1年も、あなたとわたしが、明るく笑って暮らせますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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