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テーマ:仕事しごとシゴト(23731)
カテゴリ:おしごと日記
文章を編集する仕事は、ミシンを踏むのに似ている。 大まかな注文を受けて、細部をどんなデザインにするか、生地の柄をどう生かすか、何番の糸を使うか、ひと通り決めたら、あとは気持ちを平らかに保ち、出来上がりのイメージを心に持って、縫い目が乱れないようにコツコツ作っていく。 今手がけているのは、講演の音声を基に、一冊の本をつくる仕事。 語られている内容は、私の頭の中から生まれたものではない。 でも、事実関係を1つずつ精査し、話し言葉を書き言葉に変換し、読み物として面白く読めるようストーリーをつくるには、ちょっとしたコツがいる。 * 少し前、制作をお手伝いした本に「簡潔にまとまっていて分かりやすい」「ちょうどいいスピード感」「講演の温度を感じる」などのレビューがついているのを見つけて、小さくガッツポーズ。 誰が読んでも理解できること。 話し言葉のドライブ感、温度や勢いを損なわないこと。 その二つを自分に課して書いた原稿なので、読む人に伝わってとても嬉しい。 さまざまな文章を書かせてもらうことは、本当に勉強になる。 いつかつくりたい自分の本の青写真を胸に抱いて、今日もカタカタミシン…ではなく、キーボードをたたくのです。 読書日記 ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.11 05:54:08
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