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2007.03.19
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カテゴリ:趣味
串田孫一
『文房具56話』
ちくま文庫



懐かしの思い出が蘇る、文房具にまつわる随想集。

どこにでもある、みんな持っているようなお馴染みの文房具たち。そんな何気ない日常で使うものだからこそ、使用者の特別な思い入れが秘められていたりするものだ。この本で紹介されるのは数々の文房具とそれにまつわる貴重な思い出。遥かに過ぎ去った昭和の薫りを今に伝えるこの随想集、文房具好きならずとも一読の価値があるだろう。中高年の読者は、自信の青少年期を思い出し郷愁を覚えるだろうし、20代の私にはかえって新鮮さを感じると共にある種の憧れを覚えた。
読後、自身の机上の文房具を改めて眺めると、デスクの上の印象は『文房具56話』の時代からずいぶん変化している。デスクを賑わす高機能で洒落たデザインの電卓や電子辞書、携帯電話。情報保護が叫ばれシュレッダーも定番化しつつある。そしてデスクの中心を占める、パーソナル・コンピューター。ハイテク機器のない書斎などいまの時代ほとんどないだろう。その一方で、時代を超えて愛され続けているものも多数ある。どれだけIT化が普及し深化しても、紙とペンは生きつづける。そしてその周辺にはお馴染みの文房具たちが並んでいることだろう。文房具を語れば、時代や社会が見えてくる。私も機会があれば、現代を生きる若者の日常が伝わるような文房具にまつわるエッセイを書いてみたい。





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Last updated  2012.04.19 02:56:47
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