この旅には安いフィルムカメラを買って持って行っていた。デジタルカメラもない時代。撮影したものは残らず現像して、アルバムに貼るという作業がある。このおかげでこのツーリングの時の写真が今も残っている。今はデジタルで自分でプリントできるが、プリントアウトして律義にアルバムに貼っている人がいるのだろうか?。データはいずれPCの買い替え、スマホの買い替えでなくなってしまうこともある。
さて、古いアルバムを見ると、8月9日9時20分、苫小牧港で撮った写真が残っている。この時間に出発したのだろう。
そこから北を目指したのだが、たぶん国道36号から12号というルートを選択したと思われる。紙の地図帳しかないし、目立つわかりやすい大きな幹線を標識を頼りに走っていたのだ。しかも、宿泊は駅前のビジネスと決めたもんだから、線路沿いのルート(笑)。本当は海沿いを走ると気持ちいいだろうし、或いはきれいな観光地もたくさんあったはず。しかし目的は一番北。
北上中に比布駅の標識を見つけ、ここには立ち寄った。当時、「ピップエレキバン」の宣伝が流行っていた。比布駅は午後3時30分。そこから北上するも、名寄で夕方となり、そこで宿泊を決める。この時泊まったのが、この度の事を思い出すきっかけになった北海道のテレビ番組で出演者が泊まったニュー富士屋ホテル。この宿の名前がテレビで出た時、「あっ、ここにツーリングの時泊まった!!」と思い出したのだ。昭和60年の事だ(笑)。続きはまた