大阪での仕事を満期で終了、地元に帰った。そうなるとバイク熱が復活。何かいいものはないかと中免の範囲で近所のバイク屋をのぞく。そこにたまたまあったのが上のNS400R。程度はよく、チャンバーからの油ダレもなく、プレミアムもついてなく、ただの中古バイク値段。中免で乗れる速さ的には最高ランクだろうバイク。買った!!。
諸元は59PS/8500rpm 5.1/8000rpmとなっている。XJは55ps/11500rpm 3.5/10000rpmであった。当時の水冷400は自主規制で上は59psでしばられていた。XJの後のFZからは同じエンジンで59psになっているし、他のメーカーも同じ。
NS400Rは水冷のV型3気筒という特殊な型式で、2スト。低回転では4ストに負けるが、高回転に上がると一気に吹け上り、トルクもあり、乗る人が乗ると相当早い。ただ自主規制で無理やり回転も抑えられて、59PSまでとおさえられている感はある。
これがXJと比べると乗り方がなんだか相当違う。コーナーではXJはハンドルには少しぶら下がるかたちで、高回転キープでクリップ過ぎたら一気にアクセルを回し、レッドまでを繰り返して加速していくが、NSでは乗車姿勢が低く、ハンドルも低いのでバイクを抑えるやり方が違う。想像以上に高回転が一気に吹け上がるので、コーナーでアクセルを早めに開けると少し怖い。コーナリング時もXJではフレームがしなり路面の悪いところも吸収していたが、NSはフレームも固くなり、下手したら一気にぶっ飛びそう。実際はこれを踏まえて乗れば、XJの比ではなく速く走ることができるのだろう。
元々がツーリング好きで、峠小僧ではなかったので、そうなってくると、もう少し気を遣わない楽なバイクがいいのでは?と思いはじめる。
このころ、国産400にはちょうどいいバイクがそろっていた。続きはまた。