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紙書籍(文庫)はこちら サトル(30代男性)が 5年飼った猫のナナ(元野良猫)と一緒に暮らせなくなったので、 それで引き取り手候補である友人宅3軒(いずれも遠方)のうち、 どこがナナが最も楽しく幸せに暮らせそうな家なのか 相性の見極め(お見合い)をするために 銀色のワゴンに乗ってサトルがナナを連れて旅をするお話。 友人宅というのは、小学校時代・中学時代・高校時代のそれぞれの同級生宅1軒ずつで計3軒。 サトルは転校生だったのでそれぞれ全然別々の地方のようですね。 当時のエピソードが当時の友人目線で語られ、 久しぶりに再会した現在の会話は猫のナナ目線で語られてたのかな。 現在の話も友人目線があって、その心情やら何やらに泣かされるんだよねー。 とはいえ、ナナの心の声多めの作品です 登場人物のキャラクター設定がしっかりしていて 過去エピソードはそれぞれが当時の年齢で登場して語っているので 飽きずに読んでいられます。 文字を目で追っているんだけど 映像が浮かび音声も脳内で聞こえながらの読書でした。 本って全然読まないので知らなかったんですが 小説ってこんなに人物設定がちゃんとしてて、映画みたいなんですね。 ちなみに私の中では猫のナナは 鬼滅の刃の我妻善逸を演じている 声優の下野紘さんの声で脳内再生されていました。笑 仲良しフォロワーさんが絶賛していたので買ってみたんですが、 買ってよかったと思いました! 私こういう作品好きですー♪ ずっと泣いてましたー 悲しいから泣くのではなくて、 友情とか無償の愛とか優しい心遣いやいたわりの気持ちが感じられると泣いちゃうの。 非情な仕打ちに負けない姿勢にも心打たれる。 で、泣いちゃう。 レビューには「最後が泣けました」って感想が多いんですが 私はむしろその前までのほうが泣けましたけどね。。。 そう、この作品の温かさは 鬼滅の刃の炭治郎や善逸が持つ温かさに似ているなと思いました。 他人のために自分が動くことを厭わない 自己犠牲の精神というか 自分のことよりもあくまで他を思いやる事に価値を置いている そういう考え方に心を揺さぶられるんですよね。 サトルもその周りの友人も、みんなお友達になりたいタイプの素敵な人でした。 うちの♂君も自己犠牲を厭わないタイプなので 友達として長いこと交流がありましたし 結婚してからも根っこの部分は変わらないので 一緒にいて常にあたたかい気持ちになれてます。はい。 個人的にこの表紙は作品のイメージと全然違うと思うんですけど💦 作者の方はこれでよかったんでしょうかね? 気になる。 映画化もされてたんですね! 観てみたいです。 ナナ役(声)は 高畑充希さんですね。 高畑充希さん、才能豊かで好きですけど、 やっぱり下野紘さんにやってもらいたかった…(^^;) サトル役は福士蒼汰さん! おお!これはイメージピッタリですね♪ YouTubeで予告編を見ましたけど 竹内結子さんも出てたんですね。 どの役が竹内結子さんなんだろう。 あの役?でも年齢が。。うーん。。。 興味津々です♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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