小泉首相またか 地震後に映画と食事 2004/12/28 (スポーツニッポン)
小泉純一郎首相に27日、再び危機管理の面での批判の声が上がり始めた。
スマトラ沖地震津波が発生した26日、小泉首相は午後3時50分ごろから都内の映画館で、映画「隠し剣 鬼の爪」を観賞。観賞中に津波被害は広がっていた。その後も、銀座で作家の宮尾登美子さんらと会食。公邸に戻ったのは午後9時半を過ぎていた。
その間に、津波による死者は3000人を超えたとニュースでは報じられていた。しかも被災地は人気のリゾート地でもあり、日本人への被害も心配されていた。
ある野党議員は「これでは、01年にえひめ丸事故で、ゴルフを続けて批判を浴びた森喜朗前首相と同じだ」と批判。ほかにも「新潟県中越地震の際にも対応の遅れが指摘されていたのに…」と話す政界関係者もいる。
映画「隠し剣…」は今年10月に見る予定だったが、新潟県中越地震が発生したため、舞台あいさつなどの途中に退席。この時も、被災を知りながら映画祭会場を退席したのが約1時間後だったことが問題視された。
≪官房長官「渡航自粛を」≫政府は27日、タイ、スリランカ両国で大使館員を被災地などへ派遣し、旅行者や在留邦人に関する安否確認や情報収集を続行した。細田博之官房長官は記者会見で「大変大きな被害を受けているので、渡航の自粛もお願いしたい」と要請した。
被災国への支援について、外務省の竹内行夫事務次官は会見で「既に動きだしている緊急援助に加え、被害の大きさを踏まえた2国間支援、国際的なアピールを踏まえた支援をできる限りしていきたい」と述べ、本格的な追加支援を検討する方針を示した。
■まぁいつもの如く政権批判ですね。
もう飽き飽き、お腹いっぱいって言う人も詳しくはgoriさんの「
年の最後にソースロンダリング」を見て下さいな。
一部抜粋させて頂くとですね
年の最後にソースロンダリング Irregular Expressionより
26日PM3:00
外務省領事局に緊急連絡室を設置
大使館や領事館を通じて日本人の安否確認や情報収集
26日夜
スリランカの要請を受け、国際緊急援助隊の医療チーム約20人を派遣決定
スリランカ以外の国の要請に備え、追加派遣やテントなど緊急援助物資の発送準備開始
27日午前
町村外相からの状況説明
現地大使館員を現場に派遣
27日午後
被災地域への渡航自粛要請 追加支援を検討
被災した6カ国の首脳に対し哀悼のメッセージ
被災地向けに緊急の無償資金協力を実施するよう検討
27日夜
外国医療チームとしては一番最初に日本の緊急援助隊医療チームがスリランカ到着
国連防災世界会議でインド洋の津波対策を緊急提言する方針を固める
28日
タイへ医療救助チームを派遣決定
自衛艦3隻を支援の為タイ南部のプーケット島に派遣決定
支援の為にNGO連合に10億円拠出
■地震発生は日本時間で12月26日(日)午前10時頃ですがね、一体どこが遅いんだと。
でまぁ、一応小泉総理のコメントもどうぞ。
スマトラ沖大地震及びインド洋津波被害に関する総理コメント 外務省HP
スマトラ沖大地震及びインド洋津波被害に関する総理コメント
平成17年1月1日
私は、
アジア各国を襲った今回の未曾有の災害に際し、同じアジアの一員である我が国として、その責任に見合った最大限の支援を差し延べる決意と連帯、そして具体的措置を表明するため、6日にインドネシアで開催されるASEAN主催緊急首脳会議に出席することとした。
日本としては、資金、知見、人的貢献の3点で最大限の支援をしたい。
(1) 今回の被害に対する緊急支援措置として、
我が国は、当面5億ドルを限度とする協力を、関係国及び国際機関等に対して無償で供与する。
(2) 我が国は、
インド洋地域における津波早期警戒メカニズムを速やかに構築するため、その知見・科学技術を活用し、関係国・機関との協力を推進する。18日から22日に神戸で開催される国連防災世界会議において、本件のための「特別セッション」を設けることを提案する。
(3) 人的貢献の面においても、既に各地に国際緊急援助隊を派遣しているが、
今後、消防のヘリ・人員等を活用した更なる貢献を行う。また、自衛隊の航空機・艦船・人員を活用した追加的貢献の実施を早急に検討する。
また、今回の事態によって被災国の社会基盤等が深刻な打撃を受けたことに留意し、
各国における事情・状況を踏まえて、関係国・機関との協調の下に、復旧復興面においても最大限の支援を行うこととする。
■まぁ、
支援が遅いだのなんだの言われているようですが、決してそんな事ありませんよ。
まぁ、
金だけ出してりゃそれでいいって言う人がなんというか楽しみですが
「ヒト・モノ・カネ」全部出してこそ感謝される訳ですよ。
まぁ「カネ」の部分については援助トップクラスの「5億ドル」と言うに留めておきましょう。
「モノ」についても
・
スマトラ沖大地震およびインド洋津波被害に対するわが国の支援について
・
インドネシアにおける地震・津波被害に対する緊急支援の実施について
・
スリランカにおける津波災害に対する緊急援助について
・
モルディブにおける津波災害に対する緊急援助について
しっかりやってます。
最後、今まで一番やれてこなかった「ヒト」の部分についても国際緊急援助隊は世界各国の先駆けて到着したって言うし海自の護衛艦も急行したってことでOK。
あとはこれから出てくるであろう被支援国の様々なニーズにどうやって答えていくかですね。
「ヒト・モノ・カネ」全部揃ってようやく先進国として、そしてアジアの一員としての「義務」を果たしたと胸をはって言えそうです。
しかし奥様聞きましたか。
>アジア各国を襲った今回の未曾有の災害に際し、同じアジアの一員である我が国として、その責任に見合った最大限の支援を差し延べる決意と連帯、そして具体的措置を表明する
ですって。
日本の首相として近年まれに見るなんて力強いお言葉でしょう(´Д⊂グスン
最後は去年大活躍のギター侍で締めましょうw
べべべべん べべべべん べべべべん べべべべん・・・
簡単に
5億ドルって言うじゃな~い
・・・でもあんた、5億ドルの無償供与って国連希望額20億ドルの1/4ですから~~!残念っ!
米帝様でも3500万ドル斬りっ!
でも、もう既に国際緊急援助隊派遣して総額約5,000万円相当の緊急援助物資の供与を決定してますから~切腹!
お粗末でしたw
中国原潜侵犯 離島防衛、日米で強化 共同訓練・拠点を協議 2005年1月3日 (産経新聞)
中国原子力潜水艦の領海侵犯を受け東シナ海の離島防衛を強化するため、防衛庁は二日、「離島侵攻」を想定し、離島への共同輸送拠点設置や共同訓練の実施など、陸上自衛隊と米軍の共同対処を強化する方針を固めた。近く本格化する米軍の「変革・再編」をめぐる日米協議でも、軍事力を増す中国が主要テーマとなり、中国が南西諸島に侵攻する危険性を想定した共同対処が議論される見通しだ。
昨年十二月に決まった次期中期防衛力整備計画(平成十七年度から五年間)で海上・航空自衛隊について空中給油・輸送機、ヘリ搭載護衛艦、P3C哨戒機の後継機などの整備が盛り込まれた。しかし、陸自と米陸軍・海兵隊の将官レベル協議では、中国原潜が領海侵犯した先島諸島(南西諸島の一部)に陸自が駐屯していないことに双方が懸念を示し、「領空・領海侵犯」にとどまらず「離島侵攻」も念頭に陸自と米軍が統合部隊として対応する必要があるとの認識で一致した。
具体的には、三千人規模の第一五旅団(沖縄県)や離島対処部隊として相浦駐屯地(長崎県)に配置されたレンジャー隊員中心の西部方面普通科連隊(約六百六十人)と、沖縄に駐留する有事即応部隊の米第三一海兵遠征部隊(約二千人)の連携を強化する。
有事に備え、離島で日米共同訓練を実施することも検討している。当面は災害対処を想定した訓練から開始する方針で、地形が複雑な離島では不具合が生じやすい無線・衛星通信の試験や、中継施設の設営も進める。
現地に陸上部隊を迅速に派遣するため、先島諸島に輸送機の離着陸が可能な共同輸送拠点も設ける。具体的には、三千メートルの滑走路を持つ下地島空港(伊良部島・下地島)を利用する案が浮上している。
また、陸自は離島侵攻対処で九州の西方普通科連隊を含め西部方面隊(総監部・熊本市)などから約九千人を投入すると見積もっているが、先島諸島には弾薬や食料、燃料も常備されていない。このため、これらの「事前集積拠点」も設置する方針で、沖縄本島に近い宮古島が候補地に挙がっている。
離島防衛の対処能力を高めるため、陸自はすでに、有事に緊急展開する「中央即応集団」の新設を決めている。
■なるほど、フィリッピンへ向かう米軍機が下地島で給油したのはこう言う事だったんですね。