「津波避難ビル」指定、内閣府が指針策定へ 1月11日3時13分 (読売新聞)
内閣府は、津波発生時の避難先として「津波避難ビル」を地方自治体が指定する際の指針の策定を進めている。
インドネシア・スマトラ島沖地震での津波被害を受けて、今後の作業を急ぎ、3月中に完成させる方針だ。
「津波避難ビル」は、住民が津波を避ける高台などがない海岸地域の自治体が、比較的高層の建物の所有者の協力を求め、避難場所に指定する仕組み。宮城県気仙沼市や静岡市、高知県須崎市などが既に、病院や漁協、自治体庁舎の屋上、ホテルやマンションなどを指定している。
しかし、内閣府が昨年11月、海岸線を持つ全国630の市区町村にアンケートを実施したところ、9割近くがこうした制度を持っていなかったため、全国的な指針を策定し、制度の導入を促すことにした。
これまでの検討では、指針には、〈1〉避難勧告・指示は震度4以上とする〈2〉ビルのカギの管理について所有者と住民、町内会、自治体があらかじめ協議する――などを盛り込む方向となっている。ビルへの案内看板も全国共通のデザインを決める予定だ。
■早速教訓を取り入れるのはよいことですね。
地震大国である我が国にとって津波対策というのは死活問題である訳で、災害を防ぐ
「防災」というのは人災を除けば自然災害に対しては事実上不可能です。
リスクコントロールと言っても自然災害というリスクはどうしようもない訳ですね。
ですから、リスクは必ず起きると想定して「ダメージコントロール」でダメージを極力減らすという方向に切り替えるべきではないでしょうかね。
我が国でも謙虚にインドネシアの教訓を取り入れて災害が起きても被害を減らす
「減災」に取り組んで頂きたいと思います。
情報衛星小型化へ 北の監視強化 政府、研究に着手 1月11日2時46分 (産経新聞)
政府は、北朝鮮核施設などの監視強化を目的に平成二十二-二十三年度に打ち上げる「第四世代型」の情報収集衛星を大幅に小型化し、機動性を高める研究に十七年度から着手する。地上を写真撮影する衛星が、少ないシャッターチャンスで多くの画像情報を入手できるようにするのが狙い。十四年度に打ち上げた現行衛星は重さ約二トン。第四世代型は材質の軽量化や太陽電池パネルの効率向上などにより一・二トンまでスリム化させる考えだ。
現在、衛星(光学衛星、レーダー各一機)は時速約二万九千キロで地球を南北に周回。シャッターチャンスは衛星が北朝鮮上空を通過する二日に一回、わずか数分間に限られている。衛星の重量がネックとなって方向転換の動作が遅く、ミサイル基地や核施設など複数の施設を短時間に撮影することが困難だった。小型、軽量化で切り替えのスピードが向上し、北朝鮮上空を一度通過しただけで撮影できるようになるという。
政府は十七、十八年度に現在の衛星と同じ機能を持つ「第二世代型」を打ち上げる予定。二十一年度に打ち上げる「第三世代型」では、五十センチ大の物体の識別を可能とするよう能力アップを図る。第四世代型もこの機能を引き継ぎ、駐機中の戦闘機がミサイルを搭載しているかどうかや、基地に出入りする車種の違いなども判別できるようになるという。
■日本の科学技術がこう言う分野で生かされるんですねぇ。
「女性天皇」共産党が容認、市田書記局長が会見で表明 1月11日19時40分 (読売新聞)
共産党の市田書記局長は11日の記者会見で、政府が近く女性天皇の是非の検討に入ることに関して、「もともと天皇が男性でなければならない合理的な根拠はない。女性天皇を含めた検討がされることには賛成だ」と述べ、女性天皇を基本的に容認する考えを明らかにした。
同党は昨年1月に改定した綱領で、天皇制存続を当面容認する方針を打ち出したが、女性天皇の是非については明言していなかった。
■うほっw
とうとう共産党まで天皇制を容認しましたか・・・
で、
ビラ配りで共産党支持者起訴=違法性高いと東京地検-男は「政治活動」主張 1月11日20時0分 (時事通信)
東京都葛飾区のマンションに無断で侵入し、共産党のビラを配ったとして、東京地検は11日、住居侵入罪で同党支持者の僧侶の男(57)を起訴した。男は「政治活動のために入った。罪になるのはおかしい」と供述したという。地検は、住民が無断侵入に不安を覚えた上、各戸の玄関前まで立ち入っていることから、実質的な違法性が高いと判断。さらに、男が反省していない点も考慮し、起訴に踏み切った。
■さて、「
【縮小版】 裁判所の中の人も・・・ 【差し替え】」でも勘違いバカについて語りましたが、この前の判決を勘違いしたアカが・・・もとい、アホが訳の分からんことを言っています。
男は「政治活動のために入った。罪になるのはおかしい」と供述したという。
この男は
政治活動の為なら住居侵入罪が罪になるのはおかしいと言っている訳です。
・・・
「バカにつける薬はない」って事ですか。
南野法相、ハンセン病の差別的表現繰り返す(読売新聞) 1月11日0時37分 (読売新聞)
南野法相は10日、島根県平田市であった島根県議(自民)の新春の集いで、ハンセン病に言及し、「法務省でも『らい』の問題について啓発が必要なので予算をお願いしました」などと、旧病名の「らい」との差別的表現を3回繰り返した。
元患者の団体は「人権問題を扱う法相として認識不足だ」と批判している。
南野法相は「看護職にあった長い期間、ずっと使われてきた名称だったので使ってしまったが、差別や偏見の意識は全くない。今後はハンセン病という名称に統一したい」と釈明している。
伝染性が強いとの誤った考えからハンセン病患者を隔離してきた旧らい予防法は1996年廃止され、「らい」という表現も法律上、消滅している。
南野法相、ハンセン病の差別的表現繰り返す 1月11日19時30分 (読売新聞)
南野法相は11日、東京都東村山市のハンセン病国立療養所・多磨全生園を訪れ、ハンセン病に言及した際に旧病名の「らい」という差別的表現を使ったことについて、入所者たちに謝罪した。
法相は報道陣に「差別で使ったつもりはなかったが、不用意な単語を使ったと謝罪した」と述べた。
同園入所者自治会長の平沢保治さん(77)は「法相はハンセン病を身近に考えている人で、失言もつい出てしまったものと聞いた。謝罪もあったので、発言についてこれ以上は問わない」と語った。
法相は同日の閣議後会見でも、「ハンセンという言葉を失念し、長い間看護をしてきたこともあり、つい出てきた言葉で反省している。心からおわびしたい」と述べた。
■習慣というのは恐ろしいというべきなんですかね。
何故「癩(らい、以下ひらがな)病」と呼ばれていたかと言えばこの病気を引き起こす菌が「らい菌」と言うからだそうで、「らい菌」の引き起こす病気だから「らい病」と。
で、この「らい菌」は結核菌に類似したグラム陽性で抗酸性の細長い桿菌(かんきん)で人工培養が困難で細菌学的な性状は詳細には究明されていないそうで、1874年ノルウェーのハンセンが発表しました。
現在ではこの発見者の名前を取って「ハンセン氏病」「ハンセン病」と呼ばれております。
しかし、長い間行われた強制隔離政策が「らい」という語に本来完治する伝染病であり感染力は非常に弱いにもかかわらず「不治の病」「遺伝病」というイメージをつきまとわせ、恐ろしい伝染病という恐怖感を植え付け、排除と差別の用語となってしまいました。
でまぁ念の為に付け加えておきますれば、この「らい菌」の感染力や繁殖力は過去の患者隔離政策において、療養所の職員の中から一人のハンセン病患者も出ていないことからも、感染力・発病力は
非常に弱く公衆衛生状態の改善により「らい病」の発生率も大幅に低下しています。
また今では「プロミン」等の特効薬が発見されたことにより「完治する病」になりました。
1952年に「全国国立癩療養所患者協議会」は政府に「ハンゼン氏病」と改めるように要望し、1953年には「全国国立ハンセン氏病療養所患者協議会」と改称されましたが厚生省は「癩」から「らい」とひらがな修正したのみでした。
以後患者側は「ハンセン氏病」と呼び、厚生省は「らい」と呼ぶ状態が続きましたが、患者側は1959年から「ハンセン氏病」、1983年から「ハンセン病」と呼び一般的な病名となってきました。
長い間厚生省や日本らい学会は「らい」という病名を使いつづけてていましたが、1996年に病名を「ハンセン病」に改め、「日本ハンセン病学会」と改称しました。
一番最後まで使い続けてきたのは医学界とお役所だったんですね。
詳しいことは
歴史から学ぶハンセン病とは(厚生労働省)
<特集 ハンセン病>(熊本日日新聞)
ハンセン病(Wikipedia)
をどうぞ。