テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:国防・安保問題
■昨日の日記でお伝えした「民心収攬」「住民宣撫」の一端ですね。 こういう細かい所にも自衛隊の地元に対する気配りというのが透けて見えますね。 さて、いよいよフセイン政権下で行われた翼賛選挙ではないイラク初の民主的選挙です。 結果がどうなるのか楽しみですね。 ■中部国際空港ができて名古屋空港が寂れそうになるのを頑張って食い止めようという何の変哲もない記事ですねw 実は名古屋空港には航空自衛隊小牧基地が併設されており、名古屋空港の滑走路を共同使用しております。 小牧に配備されているのはここ最近注目されてきだした「航空支援集団第1輸送航空隊」・・・と言っても分かりませんねw イラクにも派遣されている「空色のC-130」の部隊です。 ちなみに「輸送航空隊」は小牧以外に入間に第2輸送航空隊が、美保には第3輸送航空隊がありますが両部隊が使用しているのは航続距離の短いC-1輸送機でC-130は小牧に集中は位置されています。 と言う事で、中部国際空港開港による名古屋空港県営化後は航空自衛隊機の着陸料が入ってくる訳ですねぇ。 >県によると、年間収入は、航空自衛隊機の着陸料など防衛庁から受け取る約7億円を含めて約9億4900万円を予定。 >年間2億3700万円と予想される赤字については、県が負担する。 中部国際空港ができる事により現在の年間利用者1000万人から38万人に減少が予想され、その結果年間収入予想の約75%が自衛隊で占める事となり、それでもなお年間2億3700万円と予想される赤字が発生し県が負担すると言う事を頭に置いて次の記事をどうぞ。 ■まぁ、色々突っ込みどころは満載ですがとりあえずここ。 >民間機の大半が中部国際空港へ移り収入が激減すると、その穴を埋めるため滑走路を共用する自衛隊に依存した運営になるのではと警戒する。 上記のように、県営化後は年間利用者1000万人から38万人に減少が予想される訳ですが少なくとも県とは言え営利団体です。 営利団体であれば利用者減が確実に見込めるのならその赤字補填手段を考えるのは当然ではないでしょうかね? 現に県側の試算では年間2億3700万円の赤字が予想され、それを県が負担する訳ですね。 で、 >同会が心配するのは、名空港の「県営基地化」だ。 県営基地化に反対であれば年間2億3700万円という赤字を受け入れざるを得ないという事になるんですが・・・ なら、いっそのこと名古屋空港は閉鎖して滑走路は空自に貸与しましょうw 名古屋空港の管制業務は国土交通省から航空自衛隊に移管されることになってますしね。 それに名古屋空港の歴史は一九四四年二月、旧陸軍が建設した名古屋地方防空飛行場(小牧飛行場)にさかのぼります。 戦後、米軍が接収し、正式に返還されたのは五八年。この間の五二年、民間定期路線が開設された。 我が国に返還後の五九年に空自が設置され、民間、自衛隊機が共用する現在の姿になった訳です。 なんだ元々は軍用飛行場だった訳で元々に戻るだけなんですよねw ああっ平和を愛する方々から非難の声が聞こえるっ(空耳w さて、軍ヲタのお茶目な冗談はさておき、中部空港と名古屋空港が関西空港と大阪空港のような関係になってしまうと厄介なだけなんですね。 元々関空建設は伊丹の騒音問題等に端を発している訳ですが「伊丹の騒音問題を解消するため、大阪空港廃止を前提に代替として関空を建設したにもかかわらず今も伊丹の騒音対策に年八十億円も使っている」という指摘もあります。 「騒音はいやだけど、空港が無くなるのもいや」ってねぇ、そりゃ我が侭ってもんで、空港経済が欲しいなら騒音もある程度は許容すべきってもんでしょう。 >空中給油機部隊の配備が既に決定しており、基地機能の強化は必至。20年以上前に移転した戦闘機部隊や米軍の利用も考えられる 小牧に戦闘機の配備? 既に小松と百里に戦闘機が配備されていますし、わざわざ小牧に戦闘機を配備する利点が見えないのでそれは殆どあり得ないのではないでしょうか? ではなぜ空中給油機は小牧なのか? 小牧基地は日本のほぼ真ん中に位置している為に日本全国迅速な展開が望めますし各地の基地の戦闘機に給油しやすいからでしょう。 また、中部空港の開港に伴い施設整備に必要な用地も確保できることなどから最適地と判断したという事ではないかと思います。 で、ものすごーく余談ですが空自が8機導入する空中給油機「KC-767」は「B.767-200ER」という民間旅客機を改造した「B.767T-T」と呼ばれる機体で既に導入している「E-767 早期警戒管制機」と同じ機体です。 ということで、どうせなら浜松基地に配備している早期警戒管制機もここに移駐させてはどうですかね? ああっ平和を愛する(略w ■前も何かで言った事がありますが、「技術は中断するのは簡単だが復活させる事は非常に難しい。」という良い例ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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