テーマ:北朝鮮!(402)
カテゴリ:北韓・南朝鮮関連
■まぁ経済制裁賛成派の産経新聞としては >北朝鮮に対する「事実上の経済制裁」(自民党議員)としての効果も期待されたが、政府が最近になって一部の北朝鮮船の入港を許可したためトーンダウン気味だ。 と「トーンダウン気味」と言う表現を使っていますが、繰り返し言ってきているように改正油濁法はあくまで「タンカー以外の船舶による油濁損害の賠償や座礁した船舶の撤去が適切に行われない事故が発生していることから、新たに油濁損害の賠償等に係る保障契約の締結を義務付けることにより被害者保護を充実させるための法律」なので >「要件が整えば(北朝鮮船に限らず)グローバルに証明書を交付する仕組み」(細田博之官房長官) と言うことになります。 「改正外為法」や「特定船舶入港禁止法」が「確信的」経済制裁法とすれば、今日から施行される改正船舶油濁法は「結果的」経済制裁法と言うことになります。 それでも記事にあるように >北朝鮮船の国内への入港実績は年間九百七十四回(平成十五年、国土交通省調べ)。保険加入済みの船の入港はわずか二十四回 ですから、北朝鮮籍船舶の97.5%をシャットアウトできる訳です。 さて、影響に関しても 「北朝鮮産カニ消えると大打撃、入港禁止に揺れる境港(読売新聞)(05/2/27)」 「経済制裁、漁業関係に影響なし 自民、アサリ輸送で下関視察(産経新聞)(05/3/1)」 と「大打撃」と「影響なし」という一見正反対の分析になってみたりしていますが漁業関係者に対しては影響が無く、水産加工業者に対しては影響があるとのこと。 むしろ、個人的にはこの問題で国民が冷静になることを期待している訳なんですが、前々から言っているように私自身は「経済制裁反対派」です。 実際に我が国の意思として経済制裁をやってしまえばそれこそ「経済制裁は宣戦布告と見なす」と豪語するあの国の事ですからノドンやテポドンを打ち込まれるかもしれない訳ですね。 しかしまぁいくらバカとは言えそんな単純な手は使わないでしょうから、例えば攻撃の成功不成功を問わず「犯人不明のテロ攻撃」と言う手もある訳です。 しかしノドンやテポドンを打ち込まれた場合に我が国には北韓に反撃する手段はありませんし、犯人不明のテロに対して犯人を特定し毅然と実力で報復できるだけの政治的胆力もありません。 そして例えば我が国が対北経済制裁をして、しかし不幸にして効果が無かった場合、効果があっても目に見えなかった場合どうなるか。 北韓のディスインフォメーション、例えば飢えた子供の映像が電波に流す事も十分に想定されるでしょう。 であればこう言う声が上がるのは目に見えています。 フセインをクウェートから追い出したのは経済制裁ではありませんでした、息の根を止めたのも経済制裁ではなかったはずです。 戦争もろくにできない国に経済制裁など永遠の伝家の宝刀でしか無いと私は考えます。 経済制裁とは一種の戦争ですから、それなりのリスクを引き受けないといけない訳ですね、 さて、最後はいつものやつで締めたいと思いますw 合い言葉は~ 「 ■さて、北の反応はどうなんですかねぇ? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.02 15:07:27
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