ひまわり?MTSAT?気象庁と国交省命名で“衝突” 3月2日14時39分 (読売新聞)
H2Aロケット7号機で先月26日に打ち上げられた運輸多目的衛星(MTSAT)新1号の愛称をめぐり、気象庁と国土交通省のさや当てが激しくなっている。
衛星の放出成功直後の会見で長坂昂一(こういち)気象庁長官が「ひまわりという名前はすでに国民に親しまれている」と先手を打ったのに対し、国交省航空局は「まだ静止軌道にも到達していないのに」と困惑気味で、「正式名称のMTSATで不都合はない」とけん制。“名無し”のまま5月下旬の仕事始め(気象観測)を迎える事態も懸念されている。
MTSATは「ひまわり5号」の後継機としての気象観測機能と、航空管制や航空機と地上設備の通信を行う測位・通信機能を併せ持つ初の衛星。製造費163億円と初期運用費60億円の7割は国交省航空局が負担している。
MTSATはもともと、1999年11月に1号が打ち上げられる予定だった。愛称も一般から募集。9500通の中から選ばれた「みらい」は、打ち上げ成功後に種子島宇宙センターでお披露目するばかりになっていた。しかし、打ち上げ失敗で「みらい」はお蔵入りの憂き目に。
一方、今回の新1号は衛星製造メーカーの納入遅れや、H2Aロケット6号機の失敗などのトラブルが続いたため、愛称公募は見送られていた。
「ひまわり」という知名度の高いブランドを持つ気象庁側は「国民の皆さんが呼びたいように呼んでくれれば」(気象衛星室)と余裕の構え。対する国交省側は、運用開始でも気象庁の半年後と出遅れるとあって形勢不利は否めず、担当者も「民間の通信衛星のように愛称は付けず、MTSATのままで良いのでは」と対抗案がない状態だ。
すれ違う両者だが、過去に選定された「みらい」は「縁起が悪いからダメ」という点では一致している。
◆運輸多目的衛星=赤道上空3万6000キロの静止軌道から、西太平洋地域の気象観測と太平洋上の航空管制を行う。気象庁は1977年から「ひまわり」シリーズを連続5基運用してきたが、単独で予算を捻出(ねんしゅつ)するのが困難になり、空港整備特別会計をもつ航空局の航空管制衛星に相乗りすることになった。航空管制は2基で行うため、今年度中に2号が納入され、来年度に打ち上げられる予定。
■つーか、
この前の日記でも言ったようにですね。
「ひまわり」という冠名は、七七年打ち上げの1号から二〇〇三年引退の5号まで、四半世紀も親しまれた訳ですからねぇ。
「ひまわり6号」か「MTSAT」・・・ですか?
それ以前に「MTSAT」ってなんて呼べばいいの?「エムティーエスエーティー」ですか?w
やっぱ
「ひまわり6号」しかあり得ないでしょw
さて
多目的衛星がエンジン噴射、静止軌道へ移行作業 2月27日22時50分 (読売新聞)
H2Aロケットで26日に打ち上げられた運輸多目的衛星(MTSAT)新1号は、27日午前0時7分に航空管制用アンテナの展開を完了、同午後10時1分に1回目の小型エンジン噴射を終了した。
現在の楕円(だえん)軌道を、赤道上空3万6000キロ・メートルの静止軌道に移すためで、同様の噴射は3月1日、4日にも行われる。
順調にいけば衛星は、3月8日に東経145度の静止軌道に暫定的に投入された後、約1か月の初期機能確認を経て、いま気象衛星「ひまわり5号」がいる東経140度に移される。気象観測には5月下旬から、航空管制には今年末から利用される予定。
運輸多目的衛星、2回目の噴射も成功 3月1日19時46分 (読売新聞)
H2Aロケットで2月26日に打ち上げられた運輸多目的衛星(MTSAT)新1号は、1日午後1時40分から同2時42分にかけて、2回目の小型エンジン噴射を行い、成功した。
現在の楕円(だえん)軌道から正円の静止軌道に移るためで、4日に最後の噴射を行う。
■軌道投入も成功しているようですね。