テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:国防・安保問題
■おお、ついに普通科を先島諸島に前進配備ですか。 恐らく西部方面普通科連隊(三個中隊基幹)もしくは対馬警備隊(二個中隊基幹)の様な離島の防衛警備及び離島災害派遣に特化された部隊が配備されるのではないでしょうか。 自民党宇野治議員によれば >陸自対馬警備隊を視察。ブリーフィングでは隊員の半分以上が対馬出身者であり若者の就職先として大きなものであり,市長からは増員拡大を要望されている事を聞き部会としても対応を考えねばとの声も上がった。 (自衛隊部隊視察 2004.09.21) と隊員の半数がジモティー(地元民)であるというのは貼り付け部隊の対ゲリラ戦では非常に有効ですね。 また、何の本で読んだか忘れましたが災害に際して「我が家で死ぬ!」と言い張るお年寄りを地元の消防団員が一人一人説得して回って全員避難させたという話を読んだことがありますが、赤の他人よりはどこどこの誰々も息子、孫の方が-特にまだ村社会の影響力の強い先島諸島では-有効かもしれません。 で、石垣島と宮古島どっち?といわれれば既に空自南西航空警戒管制隊第53警戒群の防空レーダーがある宮古島の方が確率が高いと思います。 特にこの頃注目されている下地島のすぐ隣という利点と宮古島から下地島に隣接する伊良部島まで「伊良部架橋」を建設することも決まっているそうで、2005年着工・8~10年後に開通見込みだそうな。 ちなみに伊良部=下地島の電力は宮古島の火力発電所から海底ケーブルで供給されているそうで、以前通信用の海底ケーブルが何者かによって切断されるという事件がありましたが、下地島に基地を設営する際はこの点はどうにかした方がいいと思います。 さて、その下地島では ■と、こう言うことがあったそうで。 念願のF-2配備にまた一歩近づきましたねw しかし、以前の日記でもお伝えしたように国境の島・与那国島・下地島と石垣島・宮古島では国防に対するものすごい温度差があります。 >宮古市町村会会長の伊志嶺亮平良市長は「最近の防衛庁は、われわれが守ってきた平和憲法の理念に逆行する考え方を持っており、今回のことも危険な兆候だと思う」と指摘。「アジアの国々と平和に共存できる関係をつくるべきで、仮想敵国を想定した政策を展開するのはおかしい。このような動きには断固として反対だ」と語気を強めた。 >与那国町の尾辻吉兼町長は「有事への対応を考えるのは当然のこと。いくら与那国町の人口が少ないからといっても国民なのだから国として国民を守る義務がある。実際にはそのような有事が起こるとは思わないが、転ばぬ先の杖(つえ)として必要なことだと思う」と話した。 ですから、ひねくれ者の私としてはあれほど宮古島をプッシュしたにもかかわらず敢えて与那国島をオススメしますw 空港も石垣空港(写真)の滑走路は1500m級で旅客数・貨物量(平成一五年で1,808,091人・10,587t)も年々緩やかな右肩上がりとなっています。 次に宮古空港(写真)は2000m級ですがこちらも旅客数・貨物量(平成一五年で1,071,203人・9,953t)は緩やかな右肩上がりか横ばいとなっています。 しかし、与那国空港(写真)は現在の所滑走路は1500m級ですが平成13年度より2000m級に滑走路延長事業に着手し平成18年度供用開始予定であり、旅客数・貨物量(79,338人・363t)も石垣・宮古とは比べものにならないぐらい低いわけです。 滑走路は2000m級であればB-767でも離着陸することが可能だそうで無論自衛隊が運用している早期警戒機E-767も離着陸できます。 自衛隊機ではB-747-400を除けば残り全ての航空機が離着陸できます。 1500m級でも戦闘機であれば十分運用できるので与那国島の価値がますます高まるわけですね。 しかも、与那国島では度々自衛隊の配備を国に陳情していますから「渡りに舟」とはこの事です。 その際の問題点としては「台湾と我が国の防空識別圏問題」があげられます。 (【国境警備】 与那国島と防空識別圏 【西方シフト】へ続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.16 23:22:53
コメント(0) | コメントを書く
[国防・安保問題] カテゴリの最新記事
|
|