カテゴリ:「バカの壁」シリーズ
~アスペルガーの行く末~ 本文からの続き。 さて、先程は「一種のビョーキ」と比喩的に言いましたが、彼は自ら告白している様に「アスペルガー症候群」という病気だそうです。 「アスペルガー症候群」と言う病気によって引き起こされる障害は一般的には「社会性、コミュニケーション、想像力の欠如」と言われています。 その診断基準を見てみると ■と今回の事例に見事に当てはまっている訳ですね。 この病気は心の病気ではなく脳の器質的な病気ですから治らないそうで、正しい療育と環境の配慮によって症状が軽減される可能性があるそうですが、個人的にはネットという環境はこの病気には酷な気もします。 現在は何だかんだと他人のせいにしてコメント欄を閉鎖していますが、これも彼の病気のせいだと思えば腹も立ちません。 この病気を調べていて、社会性障害についてある医師の「彼らはできないのであって、やらないのではありません。だから叱るばかりでは状況を悪化させます」という言葉がとても印象的でした。 できる人間がしないのは怠慢ですが、できない人間はできなくて当然です。 できる人間の怠慢を指摘するのは注意ですが、できない人間はできなくて当然です。 まぁそう言うことですね。 さて、日記によれば4年前は小泉支持者だったそうですが、恐らく彼の場合は最初に期待していたことが自分の思ったとおりにならなかった反動が現在彼を反小泉言動に突き動かしている理由なのでしょう。 世の中自分の思ったとおりにならないのは当たり前なんですが、子供が思ったとおりにならないと癇癪起こして拗ねることがありますね。 簡単に言えばあれと同じではないでしょうか。 現在彼は「不本意な離婚」の結果奪われた子供の親権を取り返すことのできそうな民主党を応援しています、民主党が政権交代を実現したらわが子と会えると思っているのかどうか知りませんが、私はその民主党が彼の思ったとおりにならなかったときがとてもとても見物です。 小泉氏の時と同じで、また「民主党に裏切られた!」とでも言うのでしょうか? そう言う諸事情を理解しながら彼の反小泉や中共の狗っぷりニヤ(・∀・)ニヤと見ていると見事に納得できる感があるのは私だけでしょうか。 さて、いつもの如くどうでもいい方向に話は展開します。 彼は離婚の原因を >私は、不本意な離婚をして子どもと離れて暮らす父親です。離婚は取引先からのリストラ通告とわたしのからだの不調によるもので、酒ばかり飲んでいて家計費を入れない、とか、不倫をしたとか、DVとかではありません。 と言っています。 「不本意な離婚」と言ってみたり、「酒ばかり飲んでいて家計費を入れない」とか「不倫」や「DV」による離婚という論外と比べて私は悪くないと言いたい気持ちは分かりますが、私の個人的意見と断って言いますが結果的に離婚すると言うことは両方に問題があると言うことですよ。 離婚の程度を比べること自体が間違っていますよ、お互いに何も問題がなければ離婚なんかしませんからね。 で、彼はこう続けます >離婚するときに始めて知りましたが、日本では、離婚届に親権者という欄があって、ここに親権者の名前を書くと、親権者で無い側の親は、親としての一切の資格を失います。我が子とも完全に赤の他人と見なされます。親権者でなくなった親が、我が子と手をつないで映画館に入るときに未成年者略取で逮捕されてしまう、ということが昨年横浜でありました。日本国の法律は、一緒に映画館に入るだけでおとうさんを犯罪者にしてしまった、この子どもにどれだけの傷を与えたか! 資格は失いますがそれは法律上のことで生みの親という事実は変わりません。 で、 >親権者でなくなった親が、我が子と手をつないで映画館に入るときに未成年者略取で逮捕されてしまう、ということが昨年横浜でありました。 >日本国の法律は、一緒に映画館に入るだけでおとうさんを犯罪者にしてしまった、この子どもにどれだけの傷を与えたか! 根本的に間違っていますね、子供に最大のキズを与えたのは離婚という事実であり、その原因は法律ではなく離婚した親の側にあると言うことですよ。 親が離婚しなければそもそも未成年者略取で訴えられることなんかかかったわけですから。 まぁ、ゲスの勘繰りかもしれませんが横浜の事例のように離婚した妻に未成年者略取で訴えられるとか、離婚して子供に会わせてもらえないと言うことはそれだけの理由があると言うことでしょう。 また先進国では英国を除き共同親権が主流だから日本もそのようにしろとも彼は主張しますが、これも国ごとの風習や環境によって異なるのは当然。 欧米がそうだから-またその方が自分に都合が良いから-とっとと民法を改正しろと言うのはいささか早急かつ軽薄です。 先日のフジ・ライブドア戦争を見ていても感じましたがまだまだ日本は欧米のようにドライになりきれない、まだまだ義理人情浪花節的なウエットな文化なんだなぁと。 まぁ、ぶっちゃけ離婚するやつがワリーんだよと。 それを棚に上げて、親権の奪い合いが醜いから共同親権にしろだの、子どもを奪われた親が、奪った側の親に妨害されて、絶対に子どもに会わせてもらえないというような事態も起こるだの言うけど、そんなもん日々努力して離婚さえしなければいい話なんですがねと言うときっと非難囂々なんでしょうがw ハッキリ言いますが子供の側からすれば離婚なぞどの様な事情があれ最悪の選択です。 仮面夫婦でも子供が分別付くまでキッチリ育て上げるのが親の責務だろうと。 うちの親もまぁ離婚後も両方ともそれなりに頑張って育ててくれたわけで、離婚したという面では0点ですがその部分には一応感謝してる訳ですが、もし離婚なんかしなかったら今頃は私は末は学者か大臣と言うほどになっていたのかなぁ思う今日この頃・・・え?違う?w・・・orz 以上、離婚の最大の被害者である子供の側からの体験談を交えた本論と全く関係ないどうでもいい閑話でした。 参考リンク ・日本自閉症協会 ・アスペルガー症候群 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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