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2005.05.22
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テーマ:戦争反対(1190)
第59回「バカの壁・再」47(第一部)
~戦争をしない専守防衛とは~


さてはて、このごろ忙しくて「ぼたんの山脈」の相手もろくに出来ませんでしたが電波は途切れることなく発信されていますね。
戦争のない日本、これは憲法のおかげだ(11日の日記) 2005年05月11日 23時17分34秒 (佐原)
憲法に関する投書を特集している今日の東京新聞・投書欄「発言」に、85歳の男性が投書しています。

 終戦直後、占領軍が日本に来た時「ああ、これで日本の憲法も変わるのか」と落胆したものだ。「不磨の大典」といわれた明治憲法が、アメリカ人の兵隊か学者かによって、勝手に変えられてしまうというのでは、私は何だか情け無いような、居ても立ってもいられないような気持ちにさせられたものだ。
 しかし、新憲法を読んだとき、一番興味を持ったのは、第9条の戦争放棄の条文であった。もう日本はどの国とも戦争をしないのだ、戦争とは縁が切れたんだと思ったとき、戦時中から抱いていた日本人としての心がすっ飛んだような、身軽になったような気分になった。
 明治以来戦争続きだった日本は、戦後一度も戦いをしていない。これは憲法のおかげである。

終戦直後の日本人の気持ちの変わり方が手に取るように表現されていて、当時の日本人が何を考えていたのか、わかる気がします。
■日記自体も電波ユンユンですがそのコメントがまた面白い訳です。
で、早速突っ込んでみました。

>戦争のない日本、これは憲法のおかげだ
>明治以来戦争続きだった日本は、戦後一度も戦いをしていない。これは憲法のおかげである。


はい、もうこういう人たちにはデフォルトで装備されていると言ってもいいほどお約束と言える「憲法のおかげで戦争が起きなかった説」ですが明らかに自衛隊の存在と日米安保を完全に無視した珍説ですね。
で、

>しかしまぁ、冗談も程がすぎるとアホ発言ですね。
>たかが憲法という紙っきれでんな訳ないでしょう。
>憲法に戦争を放棄すると書けば戦争が起きないのであれば苦労しません。
>そうであるならば戦争と一緒に台風と地震も放棄すれば良かったんですがね。

はぁ?・2005年05月12日 00時02分08秒)

と書き込んでみました。
無論、最後の一行は厭味ですがね。
すると
Re:はぁ?(05/11) 2005年05月15日 22時20分18秒 (佐原)
>私はそんなことは言っておりません。
>憲法に戦争を放棄すると書いてあるので、戦争をやることができなかった、これは事実ですね。
>カンボジアやイラクに自衛隊を派遣するのにも、国会で法律を作らないと派遣できなかった。これは憲法が機能している証拠ですね。
>戦争と天災を一緒にするのは、ものを知らない人の発想ですね。
■えー一言も言っていないとは片腹痛いですね。

>戦争のない日本、これは憲法のおかげだ
>明治以来戦争続きだった日本は、戦後一度も戦いをしていない。これは憲法のおかげである。


じゃあこの発言はなんなんでしょうね?
「憲法のおかげで戦争がない。」「戦争をしていないのは憲法のおかげである」と言い切っているのに、それを突っ込まれると「私はそんなことは言っておりません。」ですからねぇ。
・・・まさか「新聞記事を紹介しただけで私自身はそんな発言はしていない!」とでも言う気なんでしょうか?
しかも


>カンボジアやイラクに自衛隊を派遣するのにも、国会で法律を作らないと派遣できなかった。これは憲法が機能している証拠ですね。

この場合、前後の文脈からすると「憲法が機能している証拠」=「憲法に戦争を放棄すると書いてあるので、戦争をやることができなかった」ですから「憲法に戦争を放棄すると書いてあるので、戦争をやることができなかった」ので「カンボジアやイラクに自衛隊を派遣するのにも、国会で法律を作らないと派遣できなかった。」となります。

・・・アホ丸出しですね。
国際貢献に憲法9条が絡んでくるのは「集団的自衛権」の論議であって「戦争放棄」は一切と言っていいほど絡みません。
最後には


>戦争と天災を一緒にするのは、ものを知らない人の発想ですね。

ああ、冗談も通用しないと。
自分がからかわれていることに気がついていないんですね。
で、

>>私はそんなことは言っておりません。憲法に戦争を放棄すると書いてあるので、戦争をやることができなかった、これは事実ですね。
-----
>いいえ、事実ではありません。
>憲法には侵略戦争を放棄すると書いてあるだけで自衛の為の戦争は放棄していません。
>何のために自衛隊が存在するか考えて御覧なさい。

>それに、戦争をやることが出来なかったというのは極端に偏った見方です。
>貴方の頭の中ではこちらから仕掛ける戦争しかないのかもしれませんが、戦争というのはこちらから仕掛けるだけではないのですよ。
>こちらはやることは出来なくても仕掛けられることはいくらでもあります。
>こちらから戦争できない中立国が侵略された例などいくらでもあります。
>貴方でも理解できそうな分かりやすい例は

>平和の要塞 リエージュとエバン・エマール
>http://plaza.rakuten.co.jp/obiekt/diary/200412120000/

>なんかどうでしょうかね。
>まぁ、ベルギーの歴史でも学んでから出直してください。

>で、戦後60年間一切戦争が起きなかったし起こさなかったのは自衛隊と日米安保が抑止力であり続けたからです。
>決して「憲法に戦争を放棄すると書いてある」からではありません。
>侵略する側の国からすれば他国の憲法などただの紙です。


>>カンボジアやイラクに自衛隊を派遣するのにも、国会で法律を作らないと派遣できなかった。これは憲法が機能している証拠ですね。
>-----
>アホ丸出しですね。
>憲法9条が放棄しているのは「侵略戦争」であって「国際貢献」ではありません。
>侵略戦争と国際貢献を一緒にするのは、ものを知らない人の発想ですね。


>>戦争と天災を一緒にするのは、ものを知らない人の発想ですね。
>-----
>冗談を冗談と受け取れない人はかわいそうですね。
>自分がからかわれている事に気付かない人もかわいそうです。

Re[1]:はぁ?(05/11)・2005年05月16日 01時44分47秒)

と返事をしてみました。
すると・・・
Re[2]:はぁ?(05/11) 2005年05月22日 21時22分10秒 (佐原)
>>憲法には侵略戦争を放棄すると書いてあるだけで自衛の為の戦争は放棄していません。

>はあ? それはどこの国の憲法ですか? わが国の憲法には「国権の発動たる戦争(中略)永久にこれを放棄する」と書いてあります。「国の交戦権は、これを認めない」とも書いてあります。だから、わが国は戦争をしないんです。

>>何のために自衛隊が存在するか考えて御覧なさい。

>自衛隊の目的は「専守防衛」です。戦争はしません。軍備を認めないわが国憲法は、しかし、自衛権を否定するものではないので、万が一、降りかかってくる火の粉があれば、これを振り払って国民の生命と国土を守る。これが自衛隊の使命です。
>なにしろ、わが国憲法は、武力行使を認めませんから、相手が武力に訴える前に話し合いで全部解決しなさいと、これがわが国憲法が国家に課した義務です。これには誰も文句は言えないでしょう。逆に言えば、武力がないと国を守れないなどと言う者は、わが国においては政治家失格だということです。

>>憲法9条が放棄しているのは「侵略戦争」であって「国際貢献」ではありません。

>憲法9条と「国際貢献」は何の関係もありません。

>>侵略戦争と国際貢献を一緒にするのは、ものを知らない人の発想ですね。

>話を一緒にしたのは、あんたじゃないの?

>>冗談を冗談と受け取れない人はかわいそうですね。

>あなたの品のない冗談につきあう気がしなかっただけです。
■この一貫した論理性のなさには呆れますねぇ。

と盛り上がってきたところで第二部へ続く。

参考リンク
日本国憲法(法庫)
憲法と自衛権(防衛庁)

■■■「専守防衛」(1)■■■(平成15年7月9日)関肇の虎ノ門戦略研究所
■■■「専守防衛」(2)■■■(平成15年7月16)(同上)





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Last updated  2005.05.24 17:39:25
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