テーマ:政治について(20228)
カテゴリ:「バカの壁」シリーズ
~アスペルガーの暴走(その2)~ その1から続く さぁ、いよいよビョーキの彼の妄言な訳ですが >神社本庁は、日本人の敵です。日本人の心を守るどころか、日本人の心を平気で踏みにじる。 >東条英機は守るけれど、東条英機に命令され拒否することもできずに戦地に赴いて意味もわからず命を失った幾百万の兵士、真実を知らされることなく、東京大空襲、2発の原発で生きる権利を奪われた幾十万の市民、そうした人たちの無念の気持ちに対する配慮は、神社本庁にはないということですか? 一行目からぶっ飛ばしてますね。 恐らくは感情の赴くままに書いたんでしょうが、結果的に支離滅裂です。 いきなり >神社本庁は、日本人の敵です。日本人の心を守るどころか、日本人の心を平気で踏みにじる。 と言っても、神道では有り得ない分祀をしろと言って神道を踏みにじっている彼が言っても説得力の欠片も感じません。 次に >東条英機は守るけれど、東条英機に命令され拒否することもできずに戦地に赴いて意味もわからず命を失った幾百万の兵士、真実を知らされることなく、東京大空襲、2発の原発で生きる権利を奪われた幾十万の市民、そうした人たちの無念の気持ちに対する配慮は、神社本庁にはないということですか? 流石ビョーキです、とんでもない空想と論理の飛躍ですね。 別に靖国神社も神社本庁も「東条英機を守った」訳ではないことは誰だって分かりますね、彼らが守っているのは「神道の教義」-んなものはないという人もいますが一応存在すると言うことで話を進めます-です。 で、靖国神社が東条英機を含め所謂「A級戦犯」を合祀したのは 「戦犯在所者の釈放等に関する決議」(1952年(昭和27年)6月9日参議院本会議) 「戦争犯罪による受刑者の釈放等に関する決議」(1952年(昭和27年)12月9日衆議院本会議) 「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」(1953年(昭和28年)8月3日衆議院本会議) 「戦争受刑者の即時釈放要請に関する決議」(1955年(昭和30年)7月19日衆議院本会議) などの国会決議が決議され、A,B,C級戦犯の名誉は実質的に回復された事によるものなんですね。 特に靖国神社は三番目の 「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」(1953年(昭和28年)8月3日衆議院本会議) をあげていますが、決議名をよく見てください。 「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」 とあります。 赦免とは「罪や過ちを許すこと」ですから、国会決議で全戦犯の罪や過ちを許していると言うことになります。 ですから靖国神社は合祀に踏み切ったわけですね。 一応決議文を載せておきます。 ■この決議は当時戦犯赦免を求める国民運動が加熱し赦免要望の署名数が4,000万を数えたという国民世論に押されてできたものですね。 よって当時の国民は全戦犯に対する赦免を求めていたと言うことは代えようがない事実なのです。 まぁ、想像力があればこう言う決議が全会一致で決議されると言うことはどういう国民世論がバックにあって為し得るかと想像できるはずですが・・・。 さて、この決議を朗読したのは「海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会」委員長山下春江議員ですが同時にこうも言っています。 >ここで考えていただきたいことは、朝鮮戦争の終結でございます。惨列をきわめた武力戦が停止となり、恒久の平和がこれによつてもたらされることは万人の願いでございますが、このたびの休戦は勝敗なき休戦であり、降伏なき終戦であり、従つて戦犯裁判を伴わざる終戦でございます。 >開戦以来、この戦争においては、双方ともに相手方の戦犯行為を指摘非難して参りましたが、このような休戦となつてみれば、その処罰などは、双方ともやろうとしてもできることではございません。 >結局、戦犯裁判というものが常に降伏した者の上に加えられる災厄であるとするならば、連合国は法を引用したのでもなければ適用したのでもない、単にその権力を誇示したにすぎない、と喝破したパル博士の言はそのまま真理であり、今日巣鴨における拘禁継続の基礎はすでに崩壊していると考えざるを得ないのであります。 全くもって同意です。 >戦争遂行責任者-東条英機がいるというだけで、靖国神社は既に、戦没者慰霊施設ではない。単なる東条英機神社に過ぎない。 素晴らしい社会性と想像力の欠如ですね。 ちなみに「戦争遂行責任者」と言うのは何ですかね? 大東亜戦争中の内閣は東条内閣だけではありませんよ? >神社本庁は、A級戦犯に対して激しい叱責の念を抱き、A級戦犯合祀後靖国神社に出向こうとしなかった昭和天皇のご遺志に何ゆえ逆らうのか?神社本庁にとっては、昭和天皇よりも東条英機の方が尊厳性があるとでも言うのか? まず、先帝陛下の御意志を「A級戦犯に対して激しい叱責の念を抱き」と断定していますがどういう根拠なんですかね? で、先帝陛下の意向に神社本庁が従う謂われはありませんが。 日本は議会制民主主義だと理解していますが、いつから日本は立憲君主制に逆戻りしたんですか? で、 >神社本庁にとっては、昭和天皇よりも東条英機の方が尊厳性があるとでも言うのか? この部分に至っては意味不明ですね。 比べようもないものを比べてどっちが大事だと言われても、両方とも大事だとなるわけです。 >神社本庁がこういうことを言うといことは、靖国神社は、戦争遂行者を崇め、先の大戦を讃美していたのであり、戦没者の慰霊をしてこなかったということです。日本政府は一刻も早く、米国アーリントン国立墓地に準ずる国立の戦没者慰霊施設を作り、天皇陛下をお招きして、不本意な死に甘んじた方々の霊を鎮めるべきだと思います。 神社本庁が神道の教義に基づいて見解を述べることが >靖国神社は、戦争遂行者を崇め、先の大戦を讃美していたのであり、戦没者の慰霊をしてこなかったということ と言うのは支離滅裂意味不明ですね。 で、 >日本政府は一刻も早く、米国アーリントン国立墓地に準ずる国立の戦没者慰霊施設を作り 千鳥ヶ淵に「千鳥ケ淵戦没者墓苑」がありますが。 >天皇陛下をお招きして、不本意な死に甘んじた方々の霊を鎮めるべきだと思います。 毎年天皇陛下にも御臨席賜って「全国戦没者追悼式」をやっていますが。 でもいちばん笑えるのは >私は日本人として、二度と初詣をしません。京都・奈良に出かけても、お寺を回るだけにして、神社への観光はしません。 日本人日本人言う奴に限って・・・というのはおいておいて。 日本おいては古来より「神仏習合」という習わしがあり、神様も仏様も一色単に扱っています。 普通は異なる宗教が二つあれば宗教が対立して大喧嘩になりそうなもんですが、さすが島国ですね。 まるわ太郎さんによれば >天照大神=大日如来、観音菩薩 >八幡神 = 阿弥陀如来 >熊野権現 = 阿弥陀如来 >日吉 =天照大神=大日如来 >市杵島姫 = 弁才天 >愛宕権現 = 秋葉権現 = 地蔵菩薩 >素盞鳴 = 牛頭天王 >大国主 = 大黒天 >東照大権現(徳川家康) = 薬師如来 >松尾 = 薬師如来 仏様は八百万の神であり、八百万の神は仏様であるということですね。 よって仏閣に行っても神社に行ってるのと同じって事ですね、ご愁傷様w 「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と言う言葉がありますが、彼の場合「東条憎けりゃ神社本庁まで憎い」ってところでしょうかね。 参考リンク ・■□■□■ A級戦犯を分祀せよ(オロモルフ)■□■□■ ・【硫黄島】 八月への前振りか? 【追悼式】 ・【戦没者追悼】 第58回「バカの壁・再」46(おまけ) 【恥を知る文化】 ・【戦没者追悼】 第58回「バカの壁・再」46 【恥を知る文化】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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