テーマ:戦争反対(1190)
カテゴリ:国防・安保問題
■いやはや時代は変わったものです。 おおすみ型で国民の目を空母に目を慣らしといて次は飛行甲板付高速輸送艦ですか。 しかし「高速輸送艦」とは名ばかりのようで >日本が導入する高速輸送艦は、海上自衛隊が保有する最大艦艇の補給艦「ましゅう型」(一三、五〇〇トン)を上回る大型艦を想定。甲板ではヘリコプターのほか、偵察機などの航空機の離着陸も可能にするが、攻撃型の空母とは運用も装備も異なっている。 とうとうおおすみでは出来なかった航空機の発着艦も可能にしてしまうようです。 15000tクラスで飛行甲板があって航空機の発着が出来るって、これに舷外エレベーターでもつけて飛行甲板下に格納庫ついたらまんま軽空母ぢゃないですかw 「サイレントネイヴィー恐るべし」とでも言うべきなんでしょうか。 ちなみに「テクノスーパーライナー」とは ■だそうな。 難しく言うと「空気圧力式複合支持船型」と言うらしいんですが簡単に言えば船とホバークラフトの合いの子っぽいですね。 静岡県が清水港~下田港間に「テクノスーパーライナー 希望」(5000tクラス)と言う船を運行させていたらしいのですが昨今の燃料費高騰の影響で現在は運行停止中だとか。 転用が検討されていると言われる東京小笠原間を結ぶはずだった船は東京都知事閣下の肝いりで三井造船が製造しているらしいのですが ■こんな感じの性能で (株)テクノ・シーウェイズより 外見はまぁこんな感じだそうです。 これに飛行甲板をくっつけるとなると旧海軍の補助空母っぽい仕上がりになりそうで、どうにも転用しにくそうな感じですねw しかもテクノ・シーウェイズの8月のニュースリリースによれば東京都はこの船の小笠原航路就航は諦めていないとのことで、おそらくは言ってみただけの感が強くなりそう。 何よりおおすみよりちっちゃいですからねぇ。 話は変わりますが、身も蓋もなく言い切ってしまえば人道支援とは相手国公認の侵略のようなものです。 相手国の許可があるのが人道支援で許可がないのが侵略、運ぶ物資も被災者救援用なら人道支援で戦闘部隊なら侵略と。 スマトラ沖地震の際も書きましたが根本的なところで国際協力活動だろうが何だろうが海外展開能力って言うのはとどのつまり「外征力」であり「海外侵攻能力」なんですよね。 前述のように要は相手国の許可があるかどうかと運ぶのが「侵攻部隊」か「援助部隊」かの差だけなんですよ。 米帝がこう言う大災害時に迅速かつ大規模に部隊や物資を派遣したり送れるのは、結局半世紀以上にわたって研ぎ澄まされてきた外征型軍隊の世界一の海外展開能力が根底にあるわけで、その備えのない我が自衛隊にそれを求めるのは無茶と言うものです。 毎度毎度の登場ですが江畑謙介氏の「こうも使える自衛隊の装備」の第一章のタイトルは「強襲揚陸艦だろうが空母だろうが、人道支援にも有効だ」なんですね。 強襲揚陸艦-より正確に言えばドッグ型揚陸艦-を既に保有している我が国が次に空母型高速輸送艦を欲するのはまぁ当然なのかもしれません。 ・・・この記事を最初に見たときに「輸送艦+飛行甲板」と聞いて「丙型陸軍特殊船秋津丸」が頭に浮かんだ俺は旧軍ヲタですねw お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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