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カテゴリ:ヘルパーのひとり事
先週の土曜日、認知症の研修にいってきました。
私の勤めている宅幼老所は、一般の通所施設で、 認知症対応型ではないのですが、はっきり言って 認知症の方がいらっしゃいます。 それも、よそのデイとかで対応しきれなくなった方が 悪い言い方をすれば、うちに回されてくるという感じです。 近くに認知症対応型をうたっている小規模多機能施設が あるのですが、こちらは、はっきり言って、手のかかる 認知症の人はよそ(うちのことです)に回してきます。 そして小規模多機能の認知症対応施設は、宿泊も対応 しなければいけないのですが、そこは宿泊も対応していると 言っておきながら、宿泊希望があったときは、また、よその 施設に回す(うちではないです)ということをしているようです。 うちは、今のところ通所だけで宿泊はやっていませんので、 一般の通所施設ということになります。 とここまでは、介護保険のむずかしい制度の話なのですが、 ここからが本題の認知症の研修の話です。 講師は、NPO法人やじろべー 宅老所もくれんの中澤純一氏。 けっこう、この世界では有名な人なようですが、研修に 行ったことは、ほとんどないので私にとっては、初めて知る 講師の方でした。 そこで、初めて知ったことは、認知症と一口に言っても、 アルツハイマー型の人、脳血管性の人、レビー小体病の人、 前頭・側頭型の人、などいろいろあって、それそれケアの 仕方が違うと言うことでした。 確かに経験から、アルツハイマーの人とその他の認知症の方 では、対応の仕方が違うということは、なんとなくわかっていた のですが、それにしてもこの仕事をしていても、知らないことが たくさんあるのだということを実感してしまいました。 そして、今の認知症のケアは、問題行動が起きる前から 始めるということも初めて知りました。 認知症による問題行動とは、徘徊、暴力、トイレがわからない、 物忘れなどいろいろありますが、こうなる前にケアを始めれば、 問題行動に繋がることは少ないらしいです。 ですが、実際問題として、まわりが認知症だと気づくのは、 こういった問題行動が起きてからなわけでして・・・。 それでは、初期の認知症はどんな症状かと言われると・・・。 その研修では、時計を見ても時間がわからない、財布の 小銭が増えるなどだそうです。 あと物忘れで圧倒的な違いは、普通の人は朝ごはんに何を食べたか 忘れても、朝ごはんを食べたことは忘れないのですが、 認知症の人は、朝ごはんを食べたこと、その行為そのものを 忘れてしまうことだそうです。 ただ、本当に実際、介護保険を利用してうちのような通所 施設に通い始めるのは、問題行動が起きて、家での対応が むずかしくなってきてからの場合が多いです。 そうなってくると、こちらのケアもなかなか大変です。 もし自分の周りに将来、自分が介護しなければいけないような お年寄りがいたら、早めの対応がいいかもしれません。 まだ、頭がしっかりしているうちに、宅幼老所のような 小さな通所サービスを利用するのもいいかもしれません。 もちろん、介護保険を使えない場合は、実費負担と なりますが・・・。 うちの宅幼老所でも、自立していつ方で時々、遊びに来る方が みえます。 と、人のことは言えますが、うちの義父母は絶対、宅幼老所なんかに 行かないタイプのような気がするので、困ります・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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