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2007.08.18
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カテゴリ:考え事。
午後の紅茶レモンティ、焼酎のボトル、
小さなお皿に盛られたおばあちゃんの手料理。


仏前に座ると、懐かしいような、
不思議な感情がこみ上げてくる。


8月15日、お盆。
お盆で帰ってきているはずの、前の彼氏に手をあわせた。

家にお邪魔するのは、一回忌を迎えた3月以来。


私とちょうど入れ替わりで、彼の友人たち4人が帰っていった。
笑って私に、「あっきたきたー」なんて。

4人ともお葬式で出会った人たちばかり。

現在会うことはほとんどないけれど、
大切だった人が大切にしていた人たちだから、
私にとってもやっぱり大切な人たちだ。
これからも。



彼のお母さん、おばあちゃんが、いつものように暖かく出迎えてくれた。
3月以来の再会に、会話に華が咲く。


話していて何故こんなにも心がなごむのか、
こんなにもどんどんもっと話したくなるのか、
本当に不思議に思う。


でもそれはやはり、自分がかつて、
この人たちと家族になりたいと強く願っていたことが、
決して軽薄なものではなかったのだということなのだと思う。


未だに「こんなええ子を残してあの子は・・・」
と涙する二人を見て、複雑な思いを抱かずにはいられない。


家族というのは、全面的に、真正面から、
悲しみや辛さと向き合わなければならない。
毎日毎日、いるはずの彼はいつまでたっても帰ってこず、
あるのは遺影と小さな仏壇・・・


現実から逃げて、時には彼と付き合っていたことすらうやむやにしたり、
気を紛らわせ、忘れることで、
私は悲しみや辛さから逃れてきた。


そんな私には、彼の家族にかける言葉が見当たらなかった。





また秋には、彼の妹も一緒に、温泉旅行に行こうねと約束をし、
地下鉄の改札まで送ってくれた彼のお母さんに、
電車の窓から大きく手を振った。



いつも、お別れするたびに思う。
やっぱり、逃げられないって。


こんなに大好きな人たちとの、彼の家族との関係は、
もはや切っても切れないものなのだろう。


切っても切れない何かから逃げようとするから、
余計自分の首をしめていたのかもしれない。





フラフラと半分自暴自棄に毎日を生きる私を、
彼は天国から見て、あきれているかな。
もっとしっかり、地に足ついて生きなあかんやんって。
「もっと強くなって、自分に自信を持って」って、
言ってくれてたもんな。


強くなれる日、くるかなぁ。









とりあえず、おととしの彼の全面的な協力があったにもかかわらず、
4年で卒業はおろか、5年の9月卒業も逃したことは、
心から詫びの気持ちをこめて、手をあわせておきました。雫

ほんと、ごめんね。。。下向き矢印下向き矢印





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Last updated  2007.08.19 14:05:28
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